2021年8月28日
夏も終わりかけですが、まだまだ北海道の外でも昆虫観察できます。緊急事態宣言も27日から発令され、人の多いところも、行きづらくなったので、子供と一緒に野外を散歩するのも、いいのではないでしょうか。
キアゲハ幼虫
歩道のノラニンジンの葉っぱに、キアゲハの幼虫が大量に(20匹近く)ついていました。卵もいくつかあります。道北にはアゲハチョウ(ナミアゲハ)はほとんどいません。このあたりで、アゲハチョウといえば、キアゲハです。小学校の教科書や絵本なんかには、普通にナミアゲハが登場しますが。
キアゲハ卵。
別の場所では
面白いことに、いないところには全くいません。
(2021年8月15日 ニンジン)
栽培種のニンジンは当たり前ですが、ノラニンジンによく似ています。その他、パセリにもよく産卵します。
国道沿いによくそびえ立つエゾニュウにもキアゲハは産卵するようですが、なかなか確認する隙がありません。
セイヨウアブラナ・オオモンシロチョウ
そして、庭のセイヨウアブラナやワサビでは、オオモンシロチョウの卵を発見しました。おそらく蛹で越冬するサイクルになるであろうもの達です。オオモンシロチョウは減少傾向にあるようですが、下川では大量に発生しています。夏の終わりに限っていえば、8月中旬にモンシロチョウが発生して、少し遅れてオオモンシロチョウが発生したかんじです。
ちなみに、ここでいうワサビとは、山ワサビのことで、西洋ワサビ、ホースラディッシュと呼ばれるものと同一です。
オオモンシロチョウ卵。綺麗な卵塊です。
ウラギンヒョウモン
後翅、白い斑が4つあるので、ウラギンヒョウモンです。白い斑が3つならギンボシヒョウモンです。これは、今まであまり庭で見かけなかったので、写真がとれて嬉しかったです。百日草で吸蜜しています。