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2022-10-07 山が教えてくれたこと
山登りを始めた頃、
次のようなことを感じてました。
『麓から見れば、
山頂のことは良くわからない。』
![](https://assets.st-note.com/img/1701510046259-v8nzEWmoPt.jpg?width=1200)
『山頂に登ってみれば、
見通しは良いけれど、
麓の様子はよくわからない。』
![](https://assets.st-note.com/img/1701510073382-OEbV0K8a0L.jpg?width=1200)
遠くに見えていた山頂も、
一歩一歩を積み上げれば到達できる。
風を感じながら、
会社組織に置き換えて考えてました。
現場からすると、
上司は何してるか分からない。
上司からすると、
現場は何やってんだか分からない。
でも、
それぞれの立場に立てば、
お互いを理解できる。
現場は現場で、
面倒な人間関係がありながらも、
チームワークを取って行動している。
ただそのなかで、
彼らは明確なビジョンを求めている。
上は上で、
強い風(プレッシャー)を受け、
それでも前に進んで道を開こうとしている。
原動力は、頼りがいの有る現場。
良い組織って、
部長とか平社員とか肩書はあっても、
雰囲気が良い。
私も部下が数十人いるわけですが、
最初はひどいもんでした。
信頼を深めたい一心で取った行動、
メール送る~とか、
自己啓発のポスター貼る~とか、
朝礼や夕礼で美辞麗句を並べてみる~とか。
効果ないどころか、
逆効果なんですよね。
ビジネス研修で学んだこともありました。
モラールとか承認要求とか、傾聴力とか。
ある時気づいたんです。違うなと。
綺麗事で自分を守ろうとしてないか?と。
答えは『現場』にある。
現場で一緒に汗水流して、
出来ていることや、
出来てないことを体感しなければ。
私が守るべきは現場のみんなだ。
じゃぁどうしよう。
もう、
がむしゃらに現場に顔を出しました。
無視されても、キツイ事言われても。
彼らが課題や問題にぶつかったときが、
チャンス。
一緒に問題に向き合って、
彼ら自身で解決する手助けをする。
泥臭く。本当に泥臭く。
私も学ぶ。
まだまだダメダメ上司だけど、
それでも相談を持ちかけてくれた時や、
日報に前向きなことを書いてくれたときは、
泣きそうになるぐらい嬉しい。
現場を「麓」だとすると、
麓にもいろんな人々、
たくさんの木々、
花々、
動物たち、
絶妙にバランスを取ってます。
良い環境からは美味しいお米が取れます。
お山のてっぺんに居てばっかりでは、
麓が良いかどうかは分からない。
意地はってもしょうがない。
歩み寄る一歩が大事。
お互いにお互いがわかれば、
私たちはもっと良くなれる。
人付き合いにコレだという答えは無いし、
楽しいこと苦しいことあって当たり前。
だから生きてる感じがする。
そう思えるようになったのも、
「相手の立場で見てみること」を、
山登りの最初に、
お山から教えてもらったから。
そんなこと当たり前だよと、
常人は言いますけど。
本当の理解は、
行動が伴うことなんじゃないかな。
十分かといえば反省ばかり。
学びっていろんなところに有る、
ということですね。