【Vol. 4】 肩挙上に必要な身体機能(下半身)
このノートでは、私が現場で対象者の上肢挙上を観察した際、基本とする挙げ方の解説です。
もちろんケースバイケースで、炎症状態や痛みの状態などの評価の過程で、下記で紹介するものを使わないこともあります。
その振り分けをするためにも「自分が理想とする挙げ方」を明確にしておきましょう。
私の中での「理想的な挙げ方」とは、単にキレイに挙がっているということではなく、「機能的な挙げ方をしている」、「目的とする動作が達成する挙げ方」と考えています。
まずは、下記で紹介する挙げ方をベースに、対象者を評価していく中で、必要な機能を選定していただければと思います。
このノートでは、とくに上肢挙上に必要な「下半身」機能について解説します。
< 目 次 >
1. 上肢挙上に必要な下半身機能
2. 上肢挙上に必要な下半身機能:足部機能
2-1. 足部の動き
2-2. 足部の区分
2-3. 足の荷重点
2-4. 距骨下関節の評価肢位
2-5. 足部の回内外誘導
3. 上肢挙上に必要な下半身機能:下腿機能
4. 上肢挙上に必要な下半身機能:大腿機能
5. 上肢挙上に必要な下半身機能:骨盤帯機能
6. 上肢挙上に必要な下半身機能:上行性運動の連鎖
7. 上肢挙上に必要な下半身機能:脊柱の動き
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1. 上肢挙上に必要な下半身機能
下半身の機能として、足部、下腿部、大腿部、骨盤帯について解説します。また、脊柱の動きについても骨盤帯からの連動について説明していきます。
なお、このノートでは、右上肢挙上のイラストで解説しています。
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まずは、下記のスライドが上肢挙上に必要な下半身機能の一覧です。
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