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瞑想で知力は高まる――日々の実践で実感できたこと

私は瞑想を日課にしています。最初に瞑想に取り組み始めたのは20代の終わりのことでした。それ以来、断続的ではありますが、約20年にわたり瞑想を続けてきました。

最初のうちは、「そもそも自分は瞑想ができているのか、できていないのか」が判別できずにいました。ですが様々な先生の門戸を叩いてトレーニングを続ける中、「なるほど、これが瞑想か」という実感を伴った理解が得られるようになってきました。

瞑想については様々な心理学的・医学的エビデンスが取られていますが(記事末の参考文献を参照ください)、私が20年続けてきた中でひとつ実感しているのは、知力への影響です。

端的に言えば、「瞑想は知力を高める効果がある」と私は実感しています。私は20代の時よりも30代、そして30代の時よりも40代、そして40代に入ってからも継続して、職務上で発揮しうる知力が向上しているように思うのです。

つまり、単なる仕事経験を積んだことによるスキル向上だけにとどまらない「何か」が、瞑想の継続により向上した、というのが私の感触です。

ひとくちに知力といっても様々な角度の知力がありますが、私が言うここでの知力とは先にも触れたように、仕事でアウトプットを出すための総合的な知的能力のことを指します。情報収集力、記憶力、アウトプットのための構成力と知的体力(粘り強さと言えばいいでしょうか)、コストや時間など様々な都合を考慮した「落としどころ」を見つけるための抽象化思考力などで構成されます。

一方、若さが依存するであろう単純記憶の力は、若い頃よりも落ちていますし、今の若い人にはかないません。しかし、既存の知識に紐付けた形で記憶する能力や、先にも挙げたようなタイプの抽象化思考力などは、私自身の若い時よりもかなり高いという自覚があります。

「人生100年時代」と言われるようになりました。また、「リスキリング」の必要性が各所で指摘されています。その点、瞑想は、年齢を重ねてからも自らをアップデートできるようにするための重要なメタスキルと言えそうです。

■参考:IQを23%高くする、たった1つの習慣 | ライフハッカー・ジャパン (lifehacker.jp)
■参考:瞑想が脳にもたらす変化(note「NEW LIFE」)

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6月28日金曜日夜、「誰でもできる瞑想会」へのお誘い|女神テーミスの剣――高下義弘のnote

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