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わかりやすい説明スキルを身につけるには:駆け出し記者時代を振り返って考えた

知人から「わかりやすい説明のコツを教えてくれ」と頼まれた。

思い出すと、20代の駆け出し記者の頃は、先輩記者やデスク(上司に当たる)にボコボコに文章を直されたものだった。おそらく駆け出し記者のほぼ全員が経験する「洗礼」ではないだろうか。

苦労しながら何とか仕事をこなすなか、配属されて3年目か4年目くらいの頃だろうか、急に原稿が書けるようになった。同時に、取材スキルも高まったことを自覚した。まるで自分が周囲の世界を認識するステージが、一気に一段も二段も上がったような感覚であった。この時に得た感覚は、50代に突入した今でも、よく覚えている。

執筆スキルや取材スキルの向上に、何がいちばん貢献したのか。スキル向上には複合的な要素が絡んでいるはずなので、抽出して述べるのはなかなか難しい。だが、先に述べた知人から質問を受けて「あえて挙げれば何がポイントだったのか」と、問いを立ててみた。

■スキル向上に寄与したであろう思考習慣とは

今から振り返れば、若い頃のある時点において「(自分が他者に説明しやすいように)目の前の物事を、『自分の言葉』を使って描写する」という思考習慣を実践したことが効いたと思う。

「自分の言葉」というのがポイントである。絶対に他者の言葉を使わない。つまり、メディアやブログ、書籍などからの言い方をそのまま流用することはしない。必ず、自分が今この瞬間思い浮かぶ言葉、あるいは、今自分が知っている言葉だけを使う。

人間の意識には不思議な能力があるもので、このような心構えをもって日々を過ごすと決めると、(おそらく)脳がそれにフォーカスする。単に漫然と物事を見るのではなく、自分が知っている言葉だけで、小難しいものでもなんとか丸めて説明できるよう、頭の中でああでもない、こうでもないと、考えをめぐらせるようになる。

もちろん言葉という道具には限界がある。目の前の事象を100%描写しきれるものではない。しかし、100%描写しきれるものではないと諦めると、逆説的ではあるが、自分なりの切り口で、事象を50%でも60%でもなんとなく描写する術(すべ)を見いだそうとするのが、人間の意識の興味深い特性である。絵を描くことで例えるならば、10秒の時間制限があるクロッキーで、自分なりに対象物の輪郭をつかんでシンプルな線で表現するといったニュアンスだろうか(実際、そのようなトレーニング方法がある)。

そういった「自分なりの切り口」や「自分なりの説明の方法」が見えてくると、先に述べた「自分が他者に説明しやすいように、目の前の物事を、『自分の言葉』を使って描写する」という心構えで日々を過ごすことが楽しくなってくる。

おそらく私の場合、この心構えを持ったことと、その心構えで日々を過ごすのが楽しくなった経験という2つの要素が、今でも文章を書くことやコンテンツ制作を仕事として続けられている理由であろうと思う。

以下は、私が日々恩恵を受けている「瞑想」のイベントについての告知である。ご興味がある方はぜひ、ふるってご参加頂きたい。

■瞑想体験会&お話会のお知らせ

2024年 5月17日(金曜日)、18時30分から、東京都文京区の会場にて、私の仲間とともに、瞑想体験会&お話会「形而上学の夜&誰でもできる瞑想会」を開催します。

私をはじめ、瞑想ファシリテーターのナビゲーションを通じて、より深い瞑想が体験できます。

私たちが提供している瞑想メソッドは、初心者の方にも、また瞑想実践者の方にも、それぞれ質の高い瞑想を体験していただくことが可能です。自信を持っておすすめしますので、ぜひおいでください。

ご質問やお申し込みは、soulmate.tyo●gmail.com(左記の●をアットマークに変えてください)宛ての電子メールにて、お申し込みください。

なお、お申し込みの際には、下記の2点を添えていただけますとありがたく存じます。
1)お名前(個人が判別できれば大丈夫です)
2)緊急ご連絡先(当日、何かあった場合に連絡させていただきます。携帯電話番号が望ましいですが、電子メールなどですぐ対応できるとのことでしたら、そちらでもかまいません)

お申し込みいただいた方に、会場の詳しいアクセス方法をお知らせいたします。参加費2000円(税込)は、当日現金にてお持ちくださいませ

また、この瞑想会では、併せてお話会(お茶会も兼ねておりますのでお気軽に!)も行います。

お話会で題材として扱います「形而上学」とは、学校などで学ぶ形而上学よりもさらに広い定義の形而上学です。

具体的にはこの会にて説明しますが、目に見える現象(=形而下的な世界)の背後にあるものを捉えるための知識体系が、形而上学です。ここには、視覚化されている現象の背後にある法則性など、森羅万象を読み解くための知恵が詰まっています。

私ほか、今回皆さんをお出迎えするメンバーは、形而上学的な考え方を人生に取り入れたことにより、自分の人生を取り戻しつつある人たちばかりです。ご参加の皆様と、いろいろな体験談、そして有効な手法をシェアしていくことを、心より楽しみにいたしております。

■最後に

私が運営しております瞑想情報サイト「ActiveRest」もぜひご覧ください。こちらでも、瞑想体験会を随時開催しています。ぜひ下記をご覧の上、Facebookページに「いいね!」ご登録ください。

なお、1on1(1対1)の個人瞑想セッションも受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

瞑想1on1セッションのお申し込みはMOSHからどうぞ
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