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【5】完全新規顧客の次回来店への誘導

皆さんは、日頃飲食店はどの様に選んで利用していますか?

私は、あまり冒険をしないこともありもっぱら馴染みのある飲食店ばかり利用する事が多いです。しかし、飽きが来たり、友人の好みや接待等、時として出張先等で、一見様として利用する事は稀にあります。

その時ばかりは、『入りづらいお店だったらどうしよう?』とか『失敗したらどうしよう?』等考え勇気を持って来店しています。結果、自分の好みに合ったり、合わなかったりする事は勿論ありますが、勇気一つで入った一見様からご贔屓様に変化する事は往々にしてあるでしょう。

外食産業において、初来店から2回目の来店とそれ以降の来店率を示した面白いデータがあります。

外食逆襲論から抜粋

飲食店において初来店から2回目に再来店される率が、約10%と低い確率であると同時に、2回目にお越し頂いたお客様が3回目の来店にお越しになる確率から、急上昇しているのが分ると思います。

このデータを拝見しながら、自分の経験と照らし合わせて見ると、自分の経験上だけでも同じ様な確立の様に感じます。

あくまで飲食店でのデータではありますが、このデータを美容サロンに置き換えると面白い事が見えてきます。

例えば、ワンオペ(ワンオペレーション=一人経営)でサロン経営を行っていて、1カ月25日稼働、1日最大対応客数5人と設定し、その経過を10年間追って観た結果、以下の様なグラフが割り出されました。(少し強引ではありますが)

44310試算新規及び再来店推移表

毎日最大5人のお客様対応が限界とした場合、66カ月目に新規のお客様、所謂一見様よりも、再来店顧客(ご贔屓客)様の来店で逆転すると言う結果になりました。

勿論、再来店顧客様の方が定着率が良いので、安定した経営土台になってくるので、この66カ月以降については、精神的にも、経済的にもゆとりを持って、様々な事に挑戦し易くなり、自身の健康にも良い結果になると思われます。

よって如何にして、完全なる新規の一見様を、次に繋げていくことが重要であるか分かって頂けるのではないでしょうか。私が、色々なサロン様に取材をさせて頂き、有効的な手法としては下記のモノが挙げられます。


❶自サロンの情報を提供出来る公式SNSや公式LINEアカウントへの登録
❷3回同じメニューを体験頂く事への期待アフターカウンセリングの強化
❸3回目迄のクーポンを提供


”3回”としているには、外食逆襲論でも登場している「3回目から4回目への来店率48.1%」半数が再来店される心理状態となる事から、この回数に重要視したトークと特典を強化している点です。

実際に、常に次来店を意識した関わり方よりも、一段飛ばした3回の方が、お客様との関わり方がより親密的かつ専門性を抱いて頂きやすい接客になるだけでなく、”2回目の来店は3回目の来店を意識しての事”として、経営目線でも安心できる材料が増える事にあります。

この事を踏まえ、今一度、自サロンの一見様に対しての対応の在り方ややり方について見直してみてはいかがでしょうか?


追伸

ただ私には、他に気になる事が存在します。
それは、10年間で結局どれだけのお客様が同時に失客しているのかです。同時に試算したところ6,601人となった事でした。この事について、共同研究のS2C.Labが詳細を下記に取り纏めていますので、ご興味のある方は、ぜひお読み頂けると幸いです。

この中では、失われた6,601人の触れ合ったご縁を、活かすビジネスアイデアも含めて記述があります。簡単に申し上げれば、デジタルを最大限に活かして、OMO(Online Merges with Offline)と言う新しいビジネスモデルを導入し、顧客の資産化を同時に行う事が重要である事が書かれています。

より詳細な情報を得たい方や、「読むのが煩わしいいぃ!!」と言う方は、ぜひ下記の公式アカウントよりお問合せ頂ければ、オンライン等で個別解説も行い、その対策についても無料でご案内しておりますので、ぜひご活用下さいませ。


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主宰 森川 慎也

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