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恐らく皆さんにも、経験があるかと思います。

 

道でばったり出会った人の、顔はわかるのだけれど名前が出て来ない・・・。

そんな時に限って、相手はこちらの名前を覚えていたりする。

「どちら様でしたっけ?」とも訊けず、何とかその場をなんとかやり過ごして、数時間たった後…

 

 

「ああ!思いだした!○○さんだわ!」



 

その人と別れた後、ずっと「あの人の名前、何だっけ?」と考え続けているわけではありません。

 

でもその間、脳の潜在意識はデータ検索をかけ続けています。

 

 

そして数時間後に「あったぞー!」と答えを出してきます。

 

 

 

このドーナツ見て、どう思いますか?

 



 

 

欠けたところが気になりますよね。

 

人は未完成なパズルを見ると、埋めたくなります。

 



 

これをザイガニック効果と言います。

 

 

 

 

潜在意識は、とにかく融通が利きません。

脳は、「もうそのことは考えなくても良い」という判断が出来ません。

一度かけた検索は、見つかるまでバカ正直に答えを探し続けます。

 

 

人の名前のように、明確な答えのあるものは、答えが出た時点で検索を止めます。

 

 

 

 

僕は、これで寝れなくなるタイプの典型です。寝床に入って2時間ぐらい悶々とし、うっすら寝入って、朝の4時頃に閃いて、まるでお告げがあったようにして目が覚めます。

 

もう、その後2度寝は絶対にできません(笑笑)

 

 

 

 

ところで、私たちはこんな質問を自分にしていることもあります。

 

「私はこれでいいのか?」

「私はどうして失敗ばかりするのか?」

「どうしてこんなにやる気が起きないのか?」

 

とか、

 

「あの人って、何でああなの?(意地悪なの、わからずやなの、頑固なのetc…)」

「あの人って、どうしてわかってくれないの?」

 

 

脳は起きた出来事の意味付けをしたがるので、このような自分への質問が浮かぶんです。

 

でも、この質問には答えはありません。

 

 

そして、質問がうまれると、脳の潜在意識は答えを探して検索をかけ続けます。

 

心がマイナスな状態にある人は、こうした「答えのでない質問」を延々と自分にし続けています。

 

 

脳はパソコンと同じです。同時処理で検索をし続けていると、パソコンは処理能力がパンク状態になって、フリーズ(動かなくなる)してしまいます。

 

 

脳が疲れ果てている人、多いですよね。

 

 

 

話は逸れましたが、このザイガニック効果。

 

 

TV見ていると、腹立つんです。

 

『この後、とんでもない展開が待ち受ける!』

『突如現れた男に一同騒然!一体どうなってしまうのか!?』

 

 

必ず、このテロップとナレーションが流されてCMに入る。

 

 

ムカつくけど、後が気になって、CMが終るまで待ってしまう・・・(のが悔しい)

 

 

 

情報の空白を脳は埋めたくて仕方がない。

 

 

 

質問をすると人は無視できないんです。これを利用して、人の関心を惹く。

 

つまり、人との会話や育成面談など、こちらが一方的に話してばかりだと、相手は自分で考えることをやめてしまいますよ…ってことです。

 

 

随所に質問を投げていないと、あなたの話に相手は関心を失ってしまいます。

 

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