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旅は1人,若しくは「信頼」できるヤツとだけしよう

はじめに:他人と共生したい人に特に読んでほしい

今年のGWになにか大きなツーリングをしたいなと思い立ち,バイクに乗ってる会社の同期に声をかけて3人で四国一周を計画し,5泊6日かけてそれを達成した.
ここでは,自分が複数人で臨んだ四国一周での主な心構え・考えたこと・気をつけたことを纏めていく.色々あるので個人の備忘録としてまとめます.

景色とか感想は別記事で投稿するつもりです.四国はやっぱり素晴らしい.

複数人のツーリングを検討した理由

タイトルとはだいぶ趣旨が逸れてしまうが,これについても重要だと思ったので書いておく.

1人でバイクに乗るのが殆どだった自分が合計3人で四国一周に臨んだ.1人のほうが楽なのは間違い無いのにも関わらず.

理由としては,詰まるところ「協調性の醸成」にある.

学生の頃から,よく1人で旅をすることが多かった自分は,選択の自由に甘えてしまっていた節があるように感じる.だって楽なのだ.人のことを考えずに快活に泊まったり,安価で便所の汚いキャンプ場をとったり,1人ならば躊躇いなくそれができる.

しかし,これを続けているといつしか独りよがりな人間が出来上がるんじゃないかと危惧した.(たぶんもうなっているんだよな)
生きていると少なからず人との折衝は避けられないという事を社会人2年目の時に学んだのもあり,
「選択の自由」よりも「計画と協力」を選ぶに至った.

メンバー選び

自分が今回の四国一周においてメンバー選びをする基準として1番大きいのが「信頼に足るか」どうかである.

ここで肝心なのが「信頼」であって「信用」では無いということだ.折角なのでツーリングで例をひとつ挙げてみる.

「走行距離も相当稼いでて無事故無違反だけど,プロテクターも付けず峠で爆走する人」と「バイクに乗り始めて1年も経ってないけど,フルでプロテクターを装備するが,スピードが遅い人」の2人がいたとしよう.
前者は「実績」が,後者は「人柄」がチャームポイントである.もしこの2人のどちらかとツーリングに行かなきゃいけないと言われれば,自分は迷わず後者を選ぶだろう.
前者を選択しない理由として,実績・成果だけでは過程が見えないことがある.今まで無事故無違反であったのは,たまたま鼠取りに遭遇しなかっただけの可能性だってある.それよりは最悪の結果を引き起こさないために然るべき対策をとるという,未来を見据えつつ倫理観を持った人間を選びたい.

ルール決め

バイク以外にも,「日が変わるまでには寝る」「立替が発生した場合は,その日のうちに当人に支払う」などのルール決めをした.親戚でも家族でもない人間と1週間近く寝食を共にするため,金銭や生活リズムなど,トラブルの種は潰しておきたいというモチベーションは,確かにツーリングの成功に繋がった.

最後に:人生の攻略法を旅で学ぶ

今回のツーリングを通して,一通り自分の行いを自分なりに分析してみたが,これらの事項は旅だけじゃなく,恋愛や仕事にも活きてくるのではないかと思いました.人と関わるのは相当なエネルギーを消費するけど,それに見合ったスキルは培われるんだなってつくづく感じます.

あとは,なんといっても旅の成功を通して自己肯定感をブチあげることができて感慨一入です.



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