ジョジョをみて感じた生き様セリフ①
第1部をみて感じた生き様セリフです。
「流石ディオ! 俺たちに出来ない事を平然とやってのけるッ! そこにシビれる! あこがれるゥ!」
ジョジョと恋仲であったエリナに対して有無を言わせずキスをしたシーンだ。
誰しもあの子あとキスをしたいなどといったようなことを思ったことはあるだろう。そのために様々な手続きを得て関係を作りその思いを実現していく。しかし、このディオは違う。彼がそもそもなぜこのようなことをしたのか。それは、ジョジョの全てを奪うためだ。すべてを奪うためには何でもする彼の生き様を見ることができる。
さて、すべてを奪うためにやったこの行為に対してジョジョにどのような対応をしたのか。
「君がッ! 泣くまでッ! 殴るのを止めないッ!」
このセリフと共にディオをタコ殴りした。ディオは今まで散々見下していたジョジョに泣きっ面をさらすまで殴られることになった。
個人的に気になった箇所は、泣くまでやめないという箇所だ。
ジョナサンは、立派な紳士になることを目指している。だから、作中では日々努力を続け、正義感が強く、どんなことにも正面から立ち向かっている。
その過程で起きた出来事であるため、彼はこのようなことを言ったんだろうなと思った。別に、ずっと殴ってもいいのになぜ、泣くまでと言ったのか。彼は、今までにないぐらい怒っていただろう。そんな時にでるセリフは彼の人間性を表していると考えられる。ただ単に復讐心で殴るのではない、そのような行為を平然としてしまうディオを正したかったのではないだろうか。
今まで、僕が見てきた作品の場合、このようなシーンでは、復讐心で相手を潰すことだけを考えたセリフしかなかった。
しかし、ジョナサンは違う。精神的にディオを何とかしようとしたのだ。精神を大切にするから、手段を選ぶ。これから先のストーリーでもそれが根本に常にあった。
何かをするために、手段を問わないディオと何かをするために、手段を選ぶジョナサンの対比を見ることができた。