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【ドラマ感想】海に眠るダイヤモンド

※画像:https://www.tbs.co.jp/umininemuru_diamond_tbs/

今年、アンナチュラル、MIU404、ラストマイル、コウノドリ、逃げ恥を見てすっかり野木脚本ドラマが大好きになった私が、久々にちゃんと週毎追ってドラマを見る体験をしたよ!たぶんほんと5年以上ぶりにできたと思う。

シンプルにTVerで見ただけってのがあるけど、CMなくて、字幕もあるのが見るハードル下げれてよかった。

その他のドラマとは一線を画す、2つの時代を描いた今ドラマ。
どういう話なのか、どういうエンディングを迎えるか最後まで予測できなかった。
仮想敵のようなものも出てこないし。いい意味で伏線があるようでないというか。

端島(軍艦島)の最盛期~閉山まで描く時代の切り口としても新しいように見えた。今は誰も住んでいないが、過去には多くの人の生活があり、文化があったという事実。

最後の鉄平がコスモスを一面に植えて、いまは誇らしげに咲く花たちを映すシーンではもう大泣きしてしまった。




少しだけ考察


リナはどういう存在で描かれたのだろうかというのが自分では推測できなかった。若き鉄平が人生のほとんどを捨てて逃げ回りながら生きたのはどういう意味だったんだろうか。
玲央は現代に生きるホストだけど、売掛の借金で逃げていることともリンクさせていたのか。

人生は選択の連続で、そうじゃない方を選んだ人生はどうなっていたか、今より随分楽しいだろうか。あのときの選択は間違っていたんじゃないか。そんなこと考えてしまうことは誰にでもある。

鉄平とリナは「あの日」島を出ることを余儀なくされた。いづみ(朝子)も「あの日」のことは忘れるように生きたけど、いつまでも心のしこりになっていた。
鉄平に似た玲央というホストに近づいて、運良く「あの日」の本当の鉄平の選択と、その後の人生と、残したものに出会うことができた。

強いメッセージ性は感じなかったので、無理に考えなくていいのだけど、人の思いは続くし、人には選びたくない方を選ばざるを得ない場面もあるし、自分の価値観に沿って納得できる選択をしなおしたっていい、そういうことを肯定してくれる話だったんじゃないでしょうか。



ささやかな花でいい
大袈裟でなくていい
ただあなたにとって
価値があればいい
誰も気づかない
有り触れた一輪でいい
あなたが項垂れた
その先に根を張る

やっぱり野木脚本はEDが秀逸すぎます。
最終回でのねっこ、最高だっだ~(語彙)


そして2役を演じた、神木隆之介の演技は言うまでもなく素晴らしく、完全別人でした。
更生した玲央のビジュ最高に良かったし、鉄平に出会って(?)玲央の人生も前向きになったのがよかった。結果朝子の会社も前向きに進んだし、やっぱり外勤だね(??)

あとシンプルに軍艦島はもちろん、閉山した炭鉱の見学等に興味が湧いた。

次は何見ようかね、まずスロウトレイン楽しみ。


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