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週末の午後はボロネーゼと
最近はヒリヒリ系の記事ばかり書いていて、自分でも食傷気味になってきました。
noteで書いていきたい内容が、深刻な話なので必然的にシリアスなトーンになってしまいますが、私本人は楽天家の呑気者です。そしてストライクゾーンの広い蝙蝠みたいなところがあります。
微熱さんのこういう記事やウラノさんの記事も凛さんの記事も、かなり興味深く拝読しています。
(そしてコメントもしたくなります)
突然ボロネーゼの記事ですが今日、日曜日の午後から作っていて記事にしたいなぁ...と思いました。
ボロネーゼ(ミートソースとも言う)には思い出がたくさんあったりします。
まず、作る量が多い。
11歳と9歳の男子は、好きなものになるとめちゃくちゃ食べます。
挽肉は最大2キロで作ることもあり、トマト缶(400〜500g)は8、9個使います。
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たくさん作って3日くらいボロネーゼ尽くしで、しばらくしてまた食べれるように多めに冷凍するようにします。
以前は冷凍しなくても鍋いっぱいのボロネーゼはなくなっていました。
義母が元気な時は、よく差し入れに持っていきましたし隣の村に住む義姉夫婦にもお裾分けしていました。
そうすると大きなル・クルーゼいっぱいのソースはアッという間に空っぽに。
隣り町に住む日本人の友人の産後に、鍋いっぱいのボロネーゼを差し入れしたこともあります。
お肉がたっぷりで貧血にとってもよく効いた、と喜んでもらえました。
彼女はプロのギタリストで、出逢いは偶然でしたが、その後同じ補習校に子供が通うことになりました。
すぐに仲良くなった訳ではなく、ある程度時間が経ってから割と突然に距離が縮まりました。
あぁこういう人だったんだなぁ...と、踏み込んだ色々なことも話せる関係になって思います。
いつ、どんな風に距離が縮まるか、人間関係は不思議だなぁと感じます。
今回のボロネーゼ作りは次男がよく手伝ってくれました。
思うに8、9歳ごろにどの子も料理に興味を持ち、「お手伝いしたい」と言っていました。
でも当時は私の余裕がなく、あまり一緒にできないままにその時期は終わってしまいました。
やはり一緒にしたい!と言ってくれる時を大切にしないとな....と、やっと3人目で思うアカンな母です。
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以前は、ソースに必要な人参とセロリと玉ねぎの微塵切りを1時間以上かけてやっていました。
それを友人に話すと「ミキサー使えばいいのに!」と言われて初めて(!)そんな文明の利器が有ると知りました。
世の主婦は、賢くそういう機械を駆使して料理をしているのです。
一体いつの時代に生きているのか....と自身に呆れて今年になって小さなミキサー機能のみの物を購入。。
微塵切りがこんな一瞬なんだ!とビックリ。
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無心に焦がさないように炒めていると瞑想みたいになってきます。愛情もこの段階で投入
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一緒に炒めます
炒まったら、ワインも投入です。
もちろんスーパーで一瓶300円以下の安ワインを買っていました。
しかし開けると何故か泡立っています。
炭酸入りか!?とラベルを読みますがよく分からず、試飲もしますが何やら微妙なお味。。
私はほとんどワインを飲みませんが、地下室には元夫が置いていったワインがあります。
で、コッチを使うことに。
きっと彼本人は絶対料理になんか使いませんが、知ったこっちゃ無い。
さすが2012年もので躊躇しましたが、たぶん当時は高くても6、7ユーロだったはず。
構いやしない、うん。
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ボロネーゼのソースにされる運命を担ってくれました
ワインを開けるのが苦手で、一緒に暮らしていた時はいつも開けて貰っていました。
別居して、日常のそんな小さな事もひとりでやらねばいけないのが、最初は地味に大変でした。
テキトーなワインオープナーで開けようとして、コルクがどうしても抜けなかった事がありました。
お向かいの家まで、オープナーがぶっ刺さったままのワインボトルを持って走りました。
インターフォン越しに説明する時の恥ずかしさよ...
苦笑いされて玄関口で、やはり苦労をして開けて頂きました。
絶対ちゃんとしたの買わないと、赤っ恥かくな...と猛省。
※結局、ウッカリして泡だった方を先に投入してしまい、ほぼほぼワイン2本分入れました(ウッカリが過ぎる....)。
世界の人に聞いてみたさんから、北イタリアの微発砲ワインと教えていただきました!
独自発酵してた訳ではないと知り安心しました。
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右のはアラ簡単!と開けやすさに感激
トマト缶を加えて、ペーストも加え、隠し味に魚醤や醤油やケチャップ、生クリーム(牛乳も可)色々混ぜていきます。
乾燥キノコのもどし汁も(ポルチーニがコクが出て美味しい)。
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後方左から3つまさかの全空で今回は使えず...
イタリアのミックスハーブで代用しました。。
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鍋の縁ギリギリです。
時間がある時は3時間くらい弱火で煮込みますが、今日は「お腹空いたよ〜」コールが激しく、味見をねだられまくって1時間が限界でした。
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熱々のボロネーゼ、扇風機が活躍しました。
明日、月曜日以降は気温が40℃近くになるそうで、学校は短縮予定です。。
美味しいものを食べて元気に過ごしたいものです。
一晩寝かせたボロネーゼはコクが増しさらに美味しく進化します。夜寝るまでコトコトと弱火で煮込んでいく予定です。
皆さまも、どうぞ夏バテには気をつけてご自愛されてください🍀
↓基本のレシピはこちらです。ここに色々加えてアレンジしています。