みきとも
産後うつに苦しんだことと、そこから学んだこと。 そして日々の時間の中で感じる気持ちを掬い取って、言葉にしたいと思い書きました。
出逢った芸術のこと、そして自然は大きなアート。 気になったことは調べて深めてみると知らなかった事がいっぱい。読みながら一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです。
夫婦関係や親子関係などの様々な関係について、言葉を探して綴りました。 書くことが難しいことも、文字にすることで初めて見えてくるものがあります。 ひとはそれぞれ生きる場所も違って、人生模様は様々です。 けれども共通した“想い”というものもあって、他者の物語から慰めを見出し、分かち合える何かがあるのではと思います。 「いつか誰かの胸に届きますように」という願いを込めて。
エッセイとは別の形で物語を紡いでみたい。 小さな創作の場です。
看護師時代のこと。 さまざまな人生との出逢いと別れ。 忘れ難い出来事や面影について書いてみたいと思います。
先週の日曜日、ある教会でマンドリンとクラッシックギターとコントラバスのアンサンブルが催され、そこで友人がギターを弾く姿を、初めて間近で見ることが出来ました。 いつも遠慮気味で線の細い友人の、ギターを抱くその背筋が伸びた姿は凛として、とても美しく静かな気迫を感じました。 こうやって音楽に向き合い弾き続けて来たのだと、ギターを包むように前傾し真っ直ぐに伸びた背中を見ながら、彼女の音を最前列で聴いていました。 音楽に対峙する厳粛さと、心に語りかけるような深い音色を聴きながら、何か
noteに書きたいことは徒然にあるのだけど書くのを躊躇ってしまうことが多い。 noteを始めて3年が経つが、その頃によくお見かけしていたnoterさんがめっきり減ってしまった。あの頃はコロナ禍だったし3年は案外長いのだろう。 私自身の状況も周囲の様子もやはり色々変わっている。 自分はなぜnoteを続けて行こうと思うのか。 それは、ここにある居場所が大切なものになっているから、それに尽きる。 学生時代に瞬く間にmixiが全盛となり、そのまま社会人時代も過ごしたけれどmixiをや
3年前の今日初めての投稿をしました。 「書いていけるかな?」と不安も大きくなかなか投稿ボタンを押せませんでした。 今、noteで書いて来なければ立てない場所に自分は居るなぁと思います。 ゆっくりこれからも続けていきたいと思います。 “体と心”どちらもこの世界をゆく大切な両輪。
「9月が終わる前に!」とヒプノセラピーについての経験を勢いで書いたときから刻々と日々が過ぎている。 「えっもう書いて10日以上!?」 今を流れる時間の速さに驚いたし、すでに10月ということが俄かに信じられなかった。 思いきってヒプノについて書き出したのはこの時を逃したらまた暦はドンドンと進みドイツの日常の諸々に紛れてしまう、という危機感があったから。 私にとってはもう慣れ親しんだここドイツでの時間は、やはり夏に体験した時間とは決定的に質的に異なるもので、その日本の空気感
2年ぶりに庭の花梨が実った。 昨夕、長男と収穫して他の2人の子供が産毛を擦り取る。 今日から花梨地獄。 切っても切ってもまだまだ有る。 手が痛いけど、爽やかな香りに包まれて、心が弾みながらも無心になって洗われていく。 noteの続きも書きたいけど、自然は待ってくれないから。
夏に母と旅をした。 3日間も母と2人でいたのは、私が夫と別れる以前に遡るので「その頃のわたし」と「現在のわたし」とでは大きく違うと思う、ビフォーアフターみたいな感じで。 一緒にいた時間のなかで胸がザワリとしたことがあった。本当に理解してもらいたいことが母には届いていないのだなと感じた。 「私はDさん(元夫)のこと好きよ」とサラリと母に言われた。 言外に “あなたにも悪い所があったのだから...” という声が聴こえたが、それはあながち私の被害妄想ではないと思う。 この5年、
気がついたら今日は8月の最後日。 こちらはまだ午前中で、今日はまた日本語補習校の日。なんだかんだ1週間の中で1番忙しいのは土曜日で、それは理事長仕事があるから。 もうすぐ運動会なので関連事項を詰めないといけないし、コピー機の台数を減らすことを講師の方々に納得して貰わないといけない。 補習校はコロナ禍を経て生徒数が減り続けており財政がかなり苦しい。それなのに政府の援助金が今年度少なくなり財政をどうするかに頭が痛い。来年度の講師が1人減ることで後任を探していたが、その問題は一番
今年になって簪を差している夢を見て、数年前の帰国時に買い求めた簪たちを想いました。 それでまた髪を伸ばそう!と、コツコツ伸ばして来たのですが、帰国してみてあまりの暑さに思い切ってバッサリ! 簪は...もしやもう使う機会は無いのかも知れません。切るのは一瞬ですが伸ばすのは根気と時間が必要です。 この歳でまた長い髪が似合うかどうかも怪しいです。けれど先のことなど考えるのは取り越し苦労というもの...今はショートカットを堪能することにしませう。 日本の夏...汗かきのため始終汗を
証明書が届くのは先になるので、ご報告だけですが... 漢検2級、無事合格🌸 理事長で落ちたら恥!...と、40日間で約45時間勉強しました。60分の試験中、手が震えプレッシャーに弱い事が発覚。 合格点は155点で164点(200点満点)でした。 応援有難うございました!
この夏、4歳下の弟の家に新しい命がやって来た。 偶然にも私達親子の夏の帰国と出産予定日がかなり近く、産後の手伝いに行くという約束をしていた。 義妹は弟よりも1つ上で“超”がつく高齢初産、産後の里帰りもないので、退院後にご飯作りに通いサポートをするのが私の今夏のミッションだ。 出産予定日は7月中旬で、それが前後ズレる可能性もあるなぁとアレコレ予測していたが、ドイツを出発する朝から誘発分娩がスタートした。 移動時はネットに接続できないので、ソワソワしながら機上での時間を過ごし
あぁ..もうすぐ夏至だなと思っていた日から早くもまた時が過ぎて盛夏といわれる頃になった。 6月29日が子供達が通っている日本語補習校の1学期最終日だった。この日は午後からの授業前に漢字検定があり、放課後には中庭で夏祭りが催された。 今年は開校五十周年記念にあたり、いつもより規模を大きくし卒業生やその保護者もお招きしていた。そのため参加者が予定より増え、食べ物が足りなくなる心配もあったので、わたしは前日からカレーを大鍋で二つ作った。 1年前から学校運営を指揮する理事会の理事
6月29日、漢検を受けます(in 補習校)🇩🇪 開催に10人必要で受験生の保護者が4名で計9名。 後、1名!となり受けることに。 人生初の漢検で、せっかくならば挑戦せな!と妙な意気込みで2級を受験します。約40日間漢字勉強してきました。 あぁ緊張する... 合否また報告します。
階下の浴室に小鳥がポソっと佇んでいた! うちの猫の仕業でしょうが、いつからいたの?滅多に行かない場所、見つけれてよかった。 抱き抱えると大きく口を開けるので、シリンジでお水を与えて箱に入れましたが... 羽も生え揃っています。 休んで元気になったら放して良いのだろうか?
中学の頃、通っていた家庭教師の先生の家があった。 そこのお嬢さん達は超絶優秀なことで有名で、お家の本棚には高尚な漫画がたくさん並んでいた。 わたしの“知”の部分の漫画家さんのリストは、およそこの本棚によるもので、その中には萩尾望都の漫画もあった。当時のわたしには難しい内容だったけれど物語は異国への憧れを抱かせてくれた。 もう話はすっかり忘れてしまったのだが、一枚の作画とある言葉だけは今でもよく憶えている。 少年が収穫前の麦畑に佇んでいて、そこに書かれた『麦秋』という言葉が内
少し前に急に好きな森を訪れてみたくなり、小雨が降るなか歩いてみた。 ほとんど無人の森で雨の中を歩いていると、足元で大きなカタツムリが道を横断しようとしていた。それをしばらく見つめていると、フッと標題のような気持ちになった。 こんな所でただ独り。 そんな風な人生を送っていることが不思議に感じられる雨の朝だった。 先日、クルディスタン出身のCさんと時間を過ごした。 クルディスタンの歴史を私はよく知らなくって、Cさんと話していても、その想像もつかない様な背景に現実味を感じられず
映画の面白さに目覚めて息をするみたいに映画を見漁る癖が付いたのは中学2年生の頃から。 当時同じクラスだった女の子が「ローマの休日」と「風と共に去りぬ」のビデオを貸してくれたのがキッカケで古い映画、特に白黒映画に嵌った。“カラーなんて逆にダサい”と時代に思いっきり逆行して白黒映画しか観ない時期もあったけれど、徐々に広く様々な映画を観るようになった。あの頃に観た秀作のハリウッド映画はもちろん、中国映画やフランス映画やたとえばスウェーデン映画「夏の夜は三度微笑む」(タイトルが好きだ