学校と私(2)
-学校での存在感-
学校と私(1)の続きです。
クラスで話し合いが行われて、良くも悪くも
その日から何かが変わった気がした。
単純に考えれば、いじめが収まった感じのいい学年のようなだったが
私はそう思えず、
直接的な言い方をすると
学校での存在が透明にされたと思った。
いない存在のようだった。
生きている心地がしない感じ。
友達や私の事をちゃんと見てくれる先生だけには見えているような感じで
それはそれで嬉しかったし、楽しかった事は確かだ。
ただ、一人になるとどうしても不安だった。
たぶん友達も不安だったと思う。一緒に居れば大丈夫だった。
学校という場の空間で存在感がないような感覚が
あと1年、2年、もあるのかと絶望を感じたこともあった。
私は病欠で、休むことがちょこちょこあって
そのたびに、このままゆるく学校に行けたらいいのになって思った。
ただ、親に迷惑かけられない、心配させたくないという思いがあったり、
クラスからの目線も気になる…
何かがのしかかったような体で登校していたことのあったと思うし
いかに教室に入る時間をギリギリにするかのかけが続いていた。
友達も友達で、きっと辛かっただろうけれど、
何とか一緒に頑張っていたと今でも思う。
他の人がいなくて友達だけの空間がどれだけ幸せだったか…
それだけは今でもいい思い出だと思う。
友達や良くしてくれた先生には今でも感謝している。
きっと、学校での居場所は、数少ない
心が許せる人の存在だったと思う
(続く)