学校と私(4)
-保健室-
こちらの記事の続きになります
教室いう空間は
自分がいられる場所でなかったため
他の場所が自分には必要だった。
それは、まさしく、王道の保健室
体調が悪いと行くというよりも、
私には逃げ道で安心する場だった。
どれだけ教室に戻りたくなかったことか…
保健の先生は、厳しくも優しくて守ってくれる存在で
けがの治療とかも嫌いじゃなかったから
保健の先生になりたいと思ったこともあったくらいだ。
消毒の匂いにツンとしながらも、
それが好きで
自由に使っていい机にいることが好きだった
周りの友達も保健室に入り浸る事が多かったように思う。
今思えば、
保健室っていう空間は不思議な空間だったと思う
日中の白昼の明るい保健室も
日が沈んで落ち着いた保健室も本当に好きだった
保健室だけは他との時間が遮断されているような感覚になれて
本当にいい空間だった。
(続く)