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お年玉カメラにF2? は無理だとしても(妄想Window)ショッピング
2022も予定通り明けた様で…最近のお年玉相場には疎いので子供達が手にする袋の中身が万札なのか?複数枚なのかは知る術もありませんが…
なので昔に戻って壱萬円札を握りしめてフィルムカメラを探しに行ったら?と言う仮定の下に年頭を飾るカメラ選びを空想して見たいと思いました。場所はJRのとある乗り換え駅の真ん前のカメラ店の陳列棚です。
勿論ニコンF2はボディのみと言えども買える訳がなく、FMに格下げしたところで年越し2年がかりは要覚悟!
-2ついでにオリンパスOM -2はどうかと見ればやっぱり一枚ポッキリでは無理そうです。登場当時のOM -2と言えばハイテクの香りが濃縮されてサイズも破格の小型化を実現した最先端を行く機種でしたから。これはこれで充分リーズナブル。
その小型化戦略は各メーカーも追随する事になる訳ですが、そんな影響を受けたと思しき仲間にペンタックスMXがありました。マニュアル露出操作は必要ですがサイズはOMにグンと近づきます。何と言ってもペンタックスを選べばレンズは新旧選り取り見取り。70年代と言えば一眼レフ=ペンタックスと言える程の人気を保っていたので市場に出回るペンタのレンズも相当数に上ります。ここがOMとの決定的な違いです。
が、いかんせんMXのお値段はOM -2の倍近くもします。そこで更に陳列棚を探るとKMモデルがヒット!お値段ジャスト10000円じゃあないですか。
KMはK2やKXと共にペンタックスの歴史を変えた三兄弟でした。それまではスクリュー・マウントと言う42ミリ径のネジ山を切ったシンプルなレンズマウントがペンタックスのデファクトで多くのメーカー間でレンズを共有できるものでした。
一方ニコンもキャノンもミノルタもバヨネット式のワンタッチ脱着出来るマウントを採用しており、ペンタックスの様にグルグル何度も何度もレンズを回さずともレンズが交換出来る!これがペンタックスの頭痛のタネだったのでしょう。遂にペンタックスまでもがバヨネットマウント採用に踏み切ります。それが前述の三兄弟で新型マウントはKシリーズと銘打たれます。
市場に数多溢れるスクリューマウント・レンズ群とペンタユーザーはどうしたらいいか?実はスクリューマウントを簡単にバヨネットKマウントに嵌められるアダプターが安価で用意されていてkシリーズのボディにワンタッチ装着可能に!だから新しいKボディを最初に選んでも旧いレンズ資産を活かす事が出来るし旧来のペンタユーザーも最新のボディで性能を堪能出来たわけです。
そんな昔を思い出すKM発表の頃のカメラ界。お土産に一つ買って帰ろうか?
マツキヨで買い物を終えた妻に急かされなければ、あるいはもう少しで図体の割に大きながっしりした金属質のペンタックスが一台家路を共にしていたのかも?
※文中の品物はいずれも標準タイプのレンズ込み価格です。
※文中に登場した価格が必ずしも実勢価格を代表するものとは限りません。あくまでも2022年初頭に実際に店頭に並んでいた価格僅か参考にしています