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女子にもわかりやすいクルマメカ解説

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クルマはなぜ動く?どうやって曲がる?どうやって止まる?自動運転のどこが自動なのか?理系は苦手!な人にも是非理解してしてほしいクルマの基本メカニズム。文章だけでは伝わりにくいかもし…
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#水素

大型車を止めるな!

大型車を止めるな!

これから先自動車のメカニズムは大きな変革を迎えようとしています。
エンジンがモーターに置き換えられ、アクセル・ペダルに繋がったワイヤーはセンサーを動かすだけの形ばかりのペダルです。ステアリングも電気の助けなしには回せない車が増えてゆくでしょう。

ではこれからの車メカニズムは?

まず見逃せないのが変速機の存亡と自動運転の普及です。
マニュアル・ミッションはそもそもガソリン・エンジンの有効な回転数

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GIGA FUEL CELLと水素のいすゞのこれから

GIGA FUEL CELLと水素のいすゞのこれから

これまでトヨタ日産ホンダから輩出するばかりだった自工会の会長にいすゞの片山正則会長が就任することになりました。
これまではモリゾーこと豊田章男会長が長きにわたって務めたものの多忙を極めるあまり、留意も辞しての交代となったようで、とりわけトラック・バスの専業メーカーにとってはこれからの数年間、大きな変革を求められる時期にもあたり、その舵取りはこれまでになく重要です。

そんないすゞの「これから」の第

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燃料の多様性はモータースポーツの救世主たりうるのか?

燃料の多様性はモータースポーツの救世主たりうるのか?

今年ルマン24時間レースも五年連続で制したトヨタの豊田章男社長もハンドルを握った2022年のスーパー耐久24時間レースには様々な燃料のバリエーションが見受けられました。

昨年はガソリン、水素以外にはマツダのバイオ・ディーゼル燃料のみだったのが、今年はトヨタも日産も参戦したことで、いよいよカーボン・ニュートラル、もしくはゼロカーボン時代のモーター・スポーツに向けて大きく舵を切り始めた印象です。

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トヨタの燃料電池車:miraiに明るい未来は待っているのだろうか?

トヨタの燃料電池車:miraiに明るい未来は待っているのだろうか?

今年の富士、24時間耐久レースには豊田章男社長のドライブする水素カローラが2年連続で参戦しました。豊田社長のラップも向上したほか、ピットイン時間が大幅に短縮されたことも注目点の一つ。バイオディーゼル車より、かなりいいタイムを出せるので、将来の伸びしろはきっと大きいかも!

さて、水素といえば市販車のMIRAI。モデルチェンジを経て2世代目に移行、後輪駆動になって、デザインもまずまず。なのはいいとし

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