「最強」のどん兵衛は、本当に「最強」なのか?
年末のどこか切羽詰まったというか、勢いのある雰囲気に押されるように、いつもは買わない「最強」と、パッケージに書かれていた「どん兵衛」を買ってしまった。
普段、どん兵衛を買わないから、どう最強か分からないのに、と思いながらも、カゴに入れて、その値段が、予想していたよりも高く、二百円以上したので、微妙な後悔もしてしまった。
カップうどん
考えたら、カップラーメンは比較的食べているけれど、カップうどんや、カップそばなどはあまり食べていない。カップラーメンも、ラーメンとは違って、カップラーメンというジャンルのように食べることも多いのだけど、カップそばや、カップうどんは、もっと、普段のそばや、うどんとは違っていて、独自の味がするという印象があった。
だけど、「最強」というから、勝手に期待が高まってしまって、だから、なんとなくもったいぶって、すぐに食べなかったのだけど、ある日、昼ごはんに食べないか、と妻に提案をした。
それもできたら、比べたいから、あまり間を空けずに、その後に購入した「普通」のどん兵衛も食べたいけれど、と妻に相談したら、そうしたら、昼に「最強」を、夜に「普通」を、というのは、どうでしょう?と言ってくれたので、ありがたく、それに従うことにした。
10分どん兵衛
パッケージを見たら、お湯を入れてから「8分」という文字があった。通常のカップ麺類、だいたい3分、4分や5分もあるけれど、8分というのは初めてで、この時間の長さで、思い出したのは、やっぱり「10分どん兵衛」のことだった。
「東京ポッド許可局」というラジオ番組の中で、マキタスポーツが、どん兵衛は10分待った方が美味しい、という話をしたら、そのうちに日清の「中の人」もやってきて、そのおいしさを認め、今では日清のホームページにまで載っている。
そんなやりとりも、ラジオで聞いていて、新しい何かが生まれる場面に立ち会うようで、少しドキドキもしていた。
「10分どん兵衛」という方法に気がついたマキタスポーツ氏もすごいけれど、そのことを知って、自社の設定である5分だけにこだわらない日清も、余裕がある大人という印象だった。
最強のどん兵衛
昼食で、どん兵衛だけではなく、妻は、温野菜サラダを作ってくれた。
お湯も沸かしてくれたのに、2つのどん兵衛には、お湯が微妙に足りなくて、文句まで言ってしまった。申し訳ない。
それでも、なんとか準備をして、出来上がりを待った。
8分は意外と長い。
タイマーが鳴ってから、二人で一緒に食べた。
私は、カップうどんの割には、めんがもちもちしているのが分かった。スープは何種類もの出汁が使われているのも、パッケージで主張していて、その暗示もあるのかもしれないけれど、しっかりした味がした。
それに、うどんの上に乗っている油揚げが大きくて、おいしかった。
妻も、感想を教えてくれた。
「布団のように、大きなあげが乗っている。かむと、味が染みていて、甘めの出汁がしっかりしているせいか、おいしい。
おつゆは、飲んだあと、フワーっとカツオの香りがする。
麺も、ちょっともっちりしていて、おいしい。
駅の立ち食いの味に近いような気がする」。
全部を食べ終わってから、特に、体が弱っている時に、また食べたいと、妻は感想を付け足してくれた。
よかった。
「普通」のどん兵衛
夜も、「どん兵衛」にしてもらった。それも、「普通」の「どん兵衛」で、夕食だから、とおかずも作ってくれた。
そして、これは、今回は規定通りの「5分」にした。ふたを開けると、思った以上に、油揚げがしっかりしていた。
もしかしたら、どん兵衛を食べる機会は、初めてに近いかもしれない。
妻に感想を聞いた。
『まずは、お揚げが、「最強」のと、大きさが同じだと思った。
ただ、食べると、その含んでいる味の下地が少し薄いかな。
お昼に食べたゴージャスなのは、甘みがあるというか、それは、出汁の複雑な甘みだった。
麺は、「最強」と比べると、少し薄くて、つるんとしてる。これは、これで好き。お昼のは、もちもちだった。
違うのは、違う。
スープは、比較すると、味の深みが違う。これは、薄い感じで、やっぱり、カップうどんな感じはする』。
食べ終わってから、さらに聞いた。
「もう一度、食べるとしたら、お昼のゴージャスな方かな、やっぱり」。
ただ、私としては、どん兵衛の普通版も、思った以上に美味しくて、それは、カップヌードルの蓄積が、うどんにも生かされているような気がした。
普通の「どん兵衛」と比べると、最強の「どん兵衛」は、現時点では、「最強」だと思う。
今度は、「10分どん兵衛」も試してみたいと思った。
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