企業の意図にのってみる。
最近、テレビを見ていてもCMは、商品名の連呼のようなものが多く、もしくは、説明のような言葉も多く、それだけ余裕もなくなっているのか、それとも、これも「選択と集中」みたいなことなのかと感じ、関心も薄くなっていた。
ただ、これも企業の意図にのせられているのだろうし、別の分野の才能を使っている、といったことだけなのかもしれないけれど、完全メシのCMは、最近の中では、やっぱり楽しくみることができた。
しかも30秒バージョンと、15秒バージョンがあって、短い方は、ほぼ一緒なのに倍速のような感じになっているから、それも含めて現代な感じもして、面白かった。
イカと肉
そして、完全メシもおいしかったし、もしも、自分がもう少し収入が多かったり、もしくは、完全メシが安かったら、今は家に安いカップラーメンが常備されているように、完全メシを揃えたいような気持ちが、より盛り上がる感じを久しぶりに味わったから、やっぱり映像によって感情は左右されるんだと思った。
そのことをさらに思ったのが、日清のカップヌードルのCMだった。
妻がイカが好きなこともあり、さらには一種類だけではなく、謎肉も含めて2種類出すことによって「企画もの」を2つ買って、二人で食べられると思い、そういう時はカップラーメンを食べるだけなのに、ちょっと普段とは違う気持ちになれるような気がした。
企業の意図にのる
最初はコンビニで見かけたが、もう少し待って、スーパーで購入した方が、安くなるのではと思いながら、でも売り切れたら、という焦りもあったものの、しばらく経ってスーパーで見かけ、カップ麺としては、うちにとってはそれでも高額だったのだけど、2つ買った。
そして、昼に食べた。
妻は、表情をやわらげながら、こんな感想だった。
「青春時代に、カップラーメンを食べてた頃を思い出す。
--- イカは、すごくかみごたえがあって、美味しい」。
これ、イカまみれだから、多いらしいよ
「え、そうなの。イカ好きにとっては、ちょうどいい。
もう一回、食べたいくらい」。
私も、「謎肉」を食べて、似たようなことを思った。
謎肉まみれ、というから、もっとまみれて、味のバランスが多少崩れるかと思ったけれど、そんなことはなく、カップヌードルのおいしさのようなものを、改めて思い出した。いろいろなカップラーメンはあるし、それぞれの良さもあるのだけど、不思議と、カップヌードルはカップヌードルの味がする。
そんなことを思って、謎肉も、まみれ、というけれど、これくらいでもちょうど良くて、うわ、たくさん入っている、という感じはしなかった。最初に、視覚的には、ちょっと新鮮で、謎肉いっぱい、にも見えたのだけど、食べていくと、おいしいカップヌードルだった。
マーケティング理論
今回のCMなども含めて、もしかしたら行動経済学といったことをもとにした、最新のマーケティング理論のようなものがベースにあって、それにまんまとのせられていたのかもしれない。
それでも楽しかったし、おいしかった。しかも、期待を上げすぎない感じも、なんだか調整が行き届いていたような気がする。
ただ、それはカップヌードルに対して、なんだかんだで長く親しんできたベースがあるから、日清という企業にも知らないうちに好印象を持ってしまっているのかもしれない。
(少し古いのですが、こうした記事↓もありました)。
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