ままごと『わが星』(2015年の再々演。東京公演 三鷹市芸術文化センター 星のホール)をYouTube上で観ました。
観終わって最初に思ったことは、「日本語っていいなぁ」ということでした。
時報のリズム(「ポ、ポ、ポ、ポー」ってやつです)に乗った言葉を聞いているのがとても楽しかったです。例えばこんな感じ。
※太字の部分は重ねて発話
「おべんとう箱、ふで箱、クスリ箱、さいほう バコっとはずれる冷蔵庫のドア」のあたりとか、大好きです。声に出して読みたい日本語というのがありますがまさにそれですね。
YouTubeのコメント欄を見ると、多くの愛のこもったコメントが寄せられています。
ちなみに、同じ国際交流基金のプロジェクトで公開されているほかの作品のコメント欄には、再生回数がかなり多いし面白いにもかかわらず全然コメントがないのもあります。
これは、『わが星』が、YouTubeに気軽にコメントするような若い世代にも多く好まれている作品だからなのかなぁと思います。
(実際に私も、YouTubeにコメントを入れたことがこれまで一度もない…笑)
しかし、初演時、作・演出の柴さんは、お客さんに伝わるか不安だった、この作品はダメだと落ち込んでいた、というようなことがこちらの記事に書いてあって、衝撃でした。そういうものなのか。
この作品、中学生時代に観ていたら、迷わず演劇部に入っていただろうな。
中学生・高校生に知り合いがいたら強くすすめたい作品でした。