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ドラマ『闇バイト家族』:もう普通に餃子屋さんになってみんなで生きてってくれ!

ドラマ『闇バイト家族』を毎回とっても楽しくみました。
タイトルからは一見、社会派ドラマ?!という感じだけど、全然違って、思いっきり気楽に見られるコメディーだった。

色々な事情でどうしてもお金が必要な5人の老若男女が、家族のフリをしながら闇バイトに加担させられていくお話。

ニセ家族は、長男=鈴鹿央士さん。やさしくてキュートな感じが、とんでもなくお人よしで言い訳ばかり、でも優しいというキャラクターにぴったり。
長女=山本舞香さんは、毒舌なんだけど実は(本当の)妹思いというギャップがある。アクションがかっこいい。みんなが見たい山本舞香さんという感じ。
イケメン好きで韓流オタクのお母さん=麻生祐未さん、普段とぼけてるんだけど実は抜け目ない祖父=綾田俊樹さんなどなど、キャラクターを追っているだけで楽しい。

こまごました小ネタも楽しくて、いかにもイカツイ、カタギに見えないけど刑事な吹越満さん(闇バイトの指示役)が同僚から仕事中に受け取るのが煮干しだったり、イスを引いた途端に後ろのデスクにぶつかったり、そういう細かいところをいちいちエンジョイして見ていました。笑
※煮干しはただのナンセンスギャグ的なアイテムだと思っていたら、最終回では意外とキーアイテム?となり、嬉しかった。

で、なんといっても私が一番お気に入りなのが、ニセ家族の父親、光石研さん。
私は光石研さんの優し気~な感じが大好きで、ちょうど今やっている『春になったら』の緩和ケア医の役もとっても好き。
このドラマでは優しそうな感じに加え、お金にだらしなく惚れっぽくお人よしと、とっても素敵な役柄だ。
本当の妻や子供と暮らしたいと言いながら、ニセ家族の方のお母さんにも惚れており、お母さんの使用したコップを舐めているシーンがあって、ドン引いた。笑

ドラマ&映画『バイプレーヤーズ』の光石研さんも似たような役柄で、とても好きだった。メインの脚本は『闇バイト家族』と同じ、ふじきみつ彦さん。ナイスコンビだー。

お父さんの作る博多餃子はとってもおいしそうで、餃子屋さんをやっていたときはとても繁盛していたので、みんなで足を洗って餃子屋さんやればいいのになぁ、とか平和な感想をいだきつつ。
楽しい作品でした。

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