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『科学的な適職』を読んで幸せな働き方を考えた

こんにちは。3姉妹のワーママ@育休中のワーマリです。育休中に自分軸を育てようと読んだ「科学的な適職』が面白かったのでご紹介します。

自分にピッタリな「適職を見つける」というよりも「幸せに働くにはどんな会社・環境がよいか、自分のバイアスに縛られずに判断するにはどうしたらよいか」のヒントが書かれている本です。

世界中の膨大な実験データを元に科学的な根拠を示して説明されるので非常に納得性が高かったです。章ごとにまとめもあるので頭を整理しながら読むことが出来ます。

入社から十数年一度も転職経験がない私は、仕事選びの事をいかに考えていなかったか本を読んで実感しました・・・。

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人間は適職を選べる脳になっていない

人類の脳にはそもそも職業を選ぶためのプログラムが備わっていないそうです。人類誕生の頃から狩猟や農耕など決まった仕事を続けていたので、「仕事選びをする」という脳に進化しておらず、大量の選択肢を前に不安や混乱してしまうのだそう。

脳は難しい決断をできるだけ避けるようにもしているので、転職しても良い会社に出会えるかわからないしと「現状維持バイアス」がかかりそのままの方がよいのではと考えてまう。まさに私はその状態で転職せず今日まで過ごしてしまいました。

熱意を持って仕事をしている日本人は全体の6%…。幸せに働く為に大切なこと

なんとも悲しい数字です。仕事に費やす時間を考えると夢中になって働ける仕事を見つけたいですよね。

幸せに働くために重要な項目として「自由であること」が最初にあげられています。タスク内容やスケジュールを自分で設定できる、つまり自分でコントロールできるかということです。

私もマネージャーとして働きながら強く感じていた点であり、以前ワーママに管理職がおすすめだと思う理由にもあげていたのでお墨付きをもらえた感じがしました。

特に女性は仕事に取り組む場所とタイミングの自由が効くか、つまり「リモートワークやフレックスが使えるか」が幸せに影響するそうです。自分自身もリモートワークやフレックスが使える環境だったから、子育てしながらなんとかマネージャーが出来ていたと思います。

他にも働くうえで幸せに影響するものが徳目としていくつか挙げられていた中で、「どれだけ自分の仕事が世の中に役立ち貢献してる実感がもてるか」の視点を持って考えられるかは非常に重要でチームメンバーにも浸透させたいと思います。

遺伝子レベルで組み込まれているバイアスに縛られない判断をするには?

正しい意思決定を行うにはデータ分析を行うよりもバグを取り除く方がはるかに有効なくらい、バイアスは誰しもにある脳のバグだそうです。

バグを回避した判断をする手法かいくつも書かれていて非常に勉強になりました。

私がすぐに取り入れたいと思ったのは10/10/10テストです。「この選択をしたら10分後/10ヶ月後/10年後どう感じるか?」を考えるもの。

10分後はその場の判断でイメージできていても10ヶ月だと少しぼんやり…で、10年後は意識しないと考えられないと思います。これは適職を考えるだけではなく普段の選択に迷った時に取り入れてみたいです。

「キャリア・ドリフト」で流れに任せてみる

キャリア・ドリフトとは人生は予測不可能の連続だからキャリアについて細かく決めておくよりも大きな方向性を決めて、後は人生に起きた偶然やハプニングに柔軟に対応しながらキャリアを積んでいく考え方だそうです。
私の尊敬している出口治明さんも「人間にできることは適応しかない」とおっしゃっていました。

幸せに働けるヒントを知りつつ流れに身を任せてみるのもいいのかもしれません。

まとめ

適職かを判断するのは想像以上に難しいことが分かりました。現状維持バイアスで転職していない部分もあったと思いますが、振り返ると通勤時間がかかることを除いては、幸せに働く要素はそろっていたので夢中に働けていたのだと思います。

幸せに働ける環境かを見極め、判断をする時はバイアスを取り除くアプローチで多角的に考えながら、後は川の流れに任せつつキャリア・ドリフトしていきたいです。流れに乗ってる時にチャンスをつかめるように自分の進みたい方向性はコンパスを持っておきたいと思います。







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