見出し画像

②赤は生きるパワーを解き放つカラー



「色で感情をリセット!幸せを引き寄せるカラーメソッド」シリーズ。今日からは、それぞれの色が持つ力について、一緒に見ていきましょう。

最初のテーマは、私たちの心にぐっとアピールしてくる「赤」です。赤を見ると、ハッとする瞬間や、気持ちが動かされるような経験、ありませんか?
この色が、どんなメッセージを送ってくれるのか、一緒に探ってみましょう。


赤の色彩言語にはパワーあり

赤と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?燃えるような「情熱」、心を奮い立たせる「エネルギー」や「力強さ」

また、信号の「止まれ」のように、少し緊張感を感じる人もいるかもしれませんね。

実は赤には、「パワー」「目覚め」「警告」といった強いメッセージに加え、「本能」「生命力」「サバイバル」といった“生きること”に直結するテーマが秘められています。



さらに、「超然」という冷静さを保つ意味まで含まれているのは、ちょっと意外かもしれません。

赤の持つこうしたメッセージは、私たちの心の奥深く、潜在意識にまで影響を与えています。そして、その力をうまく活用することで、感情を整えたり、行動力を引き出したりすることができるようになります。

この記事では、赤という色が心理的・生理的にどのような影響を与えるのか、潜在意識との関係、そして日常生活で赤をうまく活用する方法をご紹介します。

「赤ってこんなに奥深いんだ!」と思ってもらえるとうれしいです。


赤が伝えるメッセージ

赤い色を見ることで、心拍数が上がったり、活力が湧いてきたりした経験はありませんか?

反対に、緊張や不安が強まったり、怒りの感情が浮かんできたりすることもあります。

赤はその二面性を持ちながら、私たちの感情や行動を大きく左右します。
ここからは赤が心理的に生理的に、どのような影響を与えてくるのかをお伝えしますね。



1、エネルギーの元となり活力を与える赤

赤は、「エネルギー」と「情熱」を象徴する色です。

視覚的に赤を取り入れることで、心拍数が上がり、血流が促進されることが知られています。これは赤を見た時に起きる生理的な現象です。

この生理的な変化が「やる気」や「行動力」を引き出します。たとえば、赤い服を着たり赤い靴を履くことで、自信が高まり積極的になれることが多いといわれています。

他にも、「目覚め」や「グラウンディング」という色彩言語があります。目覚めの瞬間、赤は眠りから覚ますエネルギーとなり、身体の中を駆け巡ります。そして、横になった状態から立ち上がる“グラウンディング”を促してくれるのです。

赤はまた、目立つ色としての特性を持ち、注意を引きやすい色です。赤は目の中に留まる色とされています。広告や看板に赤が多く使われるのはそのためです。



2、警告や危険のメッセージ

赤は「警告」や「危険」を象徴する色としても心理的に働きかけます。

信号機の赤や警告表示の背景が赤であるのは、赤が本能的に「注意を喚起する色」であるためです。

この反応は私たちの潜在意識に刻み込まれており、赤を見ると一瞬で意識が集中します。これは危険を回避するための進化的なメカニズムとも言えます。

生死にも関わる意味も持ちます。生きるための「本能」。弱肉強食の世界で、動物たちは必死に「サバイバル」を繰り広げています。生きることを諦めない強い気持ちは、赤の性質を強く表しています。



3、赤と感情のつながり

赤は「情熱」や「やる気」を象徴する一方で、「怒り」や「反発」といった感情を引き起こすこともあります。

怒りは強烈に反発する時に生まれる感情です。この怒りにとりつかれてしまうと、許すということを忘れてしまいます。徹底的に叩きのめしてやろうと、負のエネルギーから離れることができなくなります。いつまでたっても許せない気持ちがあるから、嫌いな人が視界に入ると瞬時に怒りの感情に取り込まれます。

では怒りの感情が出てしまったら、もうどうすることもできないのでしょうか?そこで使いたいものが「超然」です。冷静になるためにこんなことをやってみたらどうでしょうか。

超然は、物事にこだわらず、平然としている様を意味します。俯瞰して見ることでもあります。怒りに震える自分を、俯瞰して見てみるとどう感じるでしょう?

少し冷静になり、「何でこんなに怒っているのだろう」という気持ちになれば、怒りは少しずつ消えていくことでしょう。



怒りの感情から少し距離を置いてみませんか?超然とした目線で、自分を見つめ直してあげましょう。


潜在意識の中の赤:感情と行動を動かす力

赤を潜在意識の中から引き出すことで、どんなことができるようになるのでしょう。

ここまでにご紹介した色彩言語を、少し意識してみてください。それらの言葉が、今まであなたが迷ったり悩んでいたりした心を動かします。


悩みから抜け出すために

悩んだり落ち込んでいる時は、感情は不安だらけの状態です。行動したくても何をしたらいいのかわからない状態です。

そんな時こそ「グラウンディング」を意識してください。グラウンディングを意識して両足でしっかりと立ち上がるイメージです。

するとどうなるでしょう?軸がしっかりとします。つまり、「ブレない」のです。

グラウンディングを意識すれば、「あれこれ考えないで、今やれることをやってみよう」という気持ちになり、悩みから解放されていきます。



もうダメかもしれないとあきらめかけた時に

何かを始めようと決意した時には情熱が湧き上がっていたはずです。「さあやるぞ!」と、真っ赤な情熱に包まれていたことでしょう。

だから、「ダメかも・・」と思った時こそ、最初の情熱を思い出してください。情熱を思い出してもう一度あなたの情熱に火をつけましょう。

その先は、別の色が何をやればいいのかを教えてくれます。まずは赤の情熱で再点火です。あなたがやりたいと思ったその気持ちはとても尊いもの。簡単にあきらめないでくださいね。



どうしても目標を達成させたい時

目標達成に向けたエネルギーが欲しい時は、迷わずに赤を意識的に取り入れましょう。ここまでお伝えした集大成でもありますね。

目標達成のために、動かす力が絶対的に必要となります。それは情熱が動くことでいくらでも行動することができます。



とはいえ、あれもこれもやるのではなく、最短で目標達成する作戦も必要です。それを見極めるのに必要なものがグラウンディングの意識です。

目標達成のために何が一番有効なの?は地に足を付けることで見えてきますね。

有効なアイデアも引き出してくれるの?それは他の色が教えてくれますので、シリーズの今後をお楽しみにしていてください。


潜在意識から赤を引き出すためのアイデア

潜在意識から赤のエネルギーを引き出すために、赤いアイテムを意識的に使ってみるといいですね。視界に赤が入ってくることで、意識的に赤を引き出すことにつながります。

・赤い靴を履くことは、地に足をつける意味でも理にかなっていますね。ウォーキングやお散歩する時は赤いシューズで歩いてみませんか?体力向上の意味でも赤いシューズをオススめします。


・やる気を起こしたい時は、赤い花をお部屋に飾ってみましょう。真っ赤なバラを飾るもの素敵ですね。きっと「情熱の真っ赤なバラ」という歌詞を思い浮かべますよね。これだけでも、きっと身体の中に情熱が湧き上がってくるはずです。


・男性は赤いネクタイを勝負時に着けるといいですね。赤いネクタイと着けることで、自分自身の情熱、行動、積極さ、集中などをもたらす一方で、それを見ている相手に、「この人は情熱的でエネルギーにあふれている」というイメージを与えることにもつながります。プレゼンなど、自分をアピールしたい場面では、赤いネクタイで勝負してみましょう。


・秘めたる思いを引き出したいと思った時は、キャンドルの炎を見つめてみましょう。お部屋の中を暗くして、小さく揺れるキャンドルの炎を見つめるのです。この瞬間に、ふと感じたこと、思いは潜在意識の中から降りてきたもの。それを信じてみてください。必ずあなたの味方になるはずです。


その他にも、赤いマフラーやスカーフ、真っ赤なコートを着てみる。赤い色の文房具を使ってみる。赤いパソコンマウスを使う。トマトを食べてみる。ガーネットやルビーのアクセサリーを着けるのもいいですね。



赤を身につけたり、赤をテーマにしたイメージワークを行うことで、潜在意識の赤があなたを後押ししてくれるはずです。

その際には、「燃えるような情熱」を視覚化してみたり、「私はもう迷わない」とアファメーションしながら目標に向かうと効果的ですね。


まとめ:赤を取り入れて日常をアップデート

赤は、エネルギーや情熱を象徴する色であり、私たちの潜在意識に深く働きかける力を持つ色です。その力を信じて活用してみましょう。やる気を引き出し、迷いがなくなり、怒りの感情を静め、目標に向かう行動力を高めることができます。

「赤は派手だし、使いづらいな・・」と思うかもしれません。でも意外と赤のコーディネートが似合うし、好きになっているかもしれませんよ。



次回は、「オレンジ」をテーマで記事を書きたいと思います。オレンジってどんな力があるのでしょう?オレンジ色の新しい視点が浮かんでくるといいなと思います。

オレンジ色で感情をリセットする新しい視点を、どうぞお楽しみに!


色をどのように見て、どうとらえるのかは人それぞれです。色を見たことで出てくる印象もその人のその時の心の状態によって違ってきます。そこを踏まえて読んでいただけるとうれしいです。




いいなと思ったら応援しよう!