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【読書メモ】鈍感な世界に生きる、敏感な私たち③HSP特性とうまく付き合うには

HSPについての読書メモも3記事め。
息切れしてきたけど、どうにか最後まで書き切ります。

この記事では

・HSPな自分とうまく付き合う方法
・HSPと子育て

について、本の中から得た学びを書きます。


敏感な自分(HSP)とうまく付き合う方法3つ

①HSPの能力を楽しむ機会を作る

HSPの特性である「敏感さ」。

この敏感さで生きづらさを感じてしまうこともあるけど、
敏感である=五感が優れている
ってこと。

特性をポジティブに生かして、人一倍幸せを感じられる分野もあるそうです。

・自然を楽しむ

・クリエイティブでいる

・ほかに何もせず、哲学的な考えに思いをめぐらす時間を持つ

・体にいいことをする 
(走る、ダンスをする、マッサージに行く、温泉に行く)

・自分の知覚に快楽を与える 
(いい香りの花を買う、美味しいものを食べる、見ると嬉しくなるものを周りに置く、好きな音楽を聴く)

・動物と過ごす

・日記か詩か本を書く

・芸術鑑賞をする、もしくは自分で芸術作品を作る

・深くて質の高い人間関係を築く

読んでみてびっくり。
これ、全部好きなことだし、今まで自然とやってきたことが多い。

旅行に行くなら、人が多いディズニーランドよりも、自然がきれいで食事が美味しい温泉宿が好きだし、自然を楽しめるキャンプも好き。

体にいいこと、はヨガを続けていることに当てはまる。

いい香りのアロマを焚くのも大好きだ。

HSPの多くは、日記や音楽、芸術を通して自己表現することに大きな喜びを覚えます。

日記を書く、は私にとってnoteかな?(紙のノートを書くのも好き)

ピアノを弾いたり歌を歌うのも好き。


その他に、五感が優れているからこそ、映画や本で人一倍感動できるのもHSPの長所の一つ。

ただ影響を受けやすいから、体調により見る作品を選ぶ必要はあり。
疲れてる時は元気になれる話を見たり、元気な時はちょっと暗い作品や泣ける作品を見たり。

ここ半年ほど家族でハマってるアニメ「ハイキュー」は、暗いところがほとんどなくて、ただただ元気になれるから好きだな〜。


②五感の刺激を過度に受けないようにシャットアウトする

五感の刺激を受けやすいHSP。

自分が望んで得ている音や情報だったらいいけど、予期せず飛び込んでくる刺激の方が圧倒的に多いので、刺激を上手にシャットアウトする工夫が必要。

音を遮断→耳栓をする、イヤホンをつけて音楽をきく
光を遮断→日傘やサングラス
情報を遮断→SNSやテレビ、ネットニュースを見る時間を減らす。

などなど。

家族で暮らしていると生活の全てが自分の思いどおりにはいかないけど、自分で自分を守る工夫はできるかもしれない。


例えば子供のケンカとか。

子供同士のケンカなんて、ほっといていいような些細なケンカがほとんどだから、助けを求められない限り親が介入しない方がいい。
(ひとしきりケンカしたら、その後普通に仲良く遊んでいることも多いから)

だけど気になっちゃうし、勝手にストレス感じちゃうのがHSP。

ストレス感じるくらいなら、イヤホン付けて家事に集中するとか、隣の部屋に行ってヨガをするとかして、ケンカを見なくていいように工夫すれば良い。


ずっと自分が見ていないと!親ならばそうすべき!
っていう責任感は少し手放して、自分を守る方向にフォーカスした方がいいのかもしれない。


③過度な刺激を受けたら、自分の内側に集中する時間を作る

出来るだけストレスを感じずに生きたい、と思ってはいても、日々生活する中で、過度な刺激を受けてしまうことはどうしても起こる。

そんな時は、「自分は今過度なストレスを受けてるな」と自覚して、ちゃんと休ませることが大切だそう。

例えばこんな風に。

・静かに座って何もしない
・頭を使わずにできるルーチンワークをする
・新しい情報を入れない


子育てをしてると、ぼーっとする時間とか一人きりの時間って取りにくいけど、疲れが溜まった時はうまく周囲に頼って、一人時間を確保するようにした方がいい。

自分自身に愛情を向けて、自分を守る。自分を守れるのは自分だけ。


HSPと子育て

HSPの中には、子供を持たないという選択をする人もいます。
HSPが親になるのは大変なことですので、子どもを持つ場合も、1人だけにしようとする人もいます。

薄々感じてたけど、やっぱりそうか、一人になる時間が必要なHSPと、子育ての相性の悪さ。

HSPなのに子どもを3人も産んだ私はレアキャラなのかもしれない。

多分、好奇心旺盛なHSS型HSPだから3人産んだんだろうなって思う。

同じ親から生まれた子供でも、一人一人みんな個性があって、その個性と向き合うことは楽しい。
大変なんだけど楽しい。
私の場合、大変さより好奇心が上回ったんだろうな。

ただ、HSPと子育ての相性は悪いけど、HSPが親としての適性がないってわけじゃないみたい。

敏感な心を持つHSPには、親としての資質が大いに備わっているはずです。
注意深くて、直感力があり、子供が何を求めているのか察するのが上手でしょうし、共感力があり、良い親になるために自分にできることはなんでもするに違いありません。

ただ、自分がどれくらい良い親になりたいか、高い基準をもうけてしまうことでしょう。自分がもうけた基準を必ずしも満たせないと認めるには、本人にとっては恥ずかしいことです。
基準を満たせないとイライラして、持ち前の共感力がすっかり影をひそめてしまいます。

親としての適性はある。
けど、理想を高く完璧を目指してしまうとよくない結果になる

これも身に覚えがあるなー。

私の場合、子どもが増えるにつれて嫌でも「完璧な子育て」は手放さざるをえなかったので、それが逆に良かったのかもしれない。

完璧な親は目指さない。無理しない。
それが、子供にとっても自分にとっても、きっといいことなんだな。

HSPとしての短所を受け入れつつ、
HSPとしての長所(直感力とか、共感力とか)を生かして子育てしていけたらいいなと思う。


おわりに

立て続けに4記事もHSPについての記事を書いてしまった。

HSPについて深く知りたいって好奇心の赴くままに本を読んで、自分の内側を探って、過去のトラウマみたいなことも沢山思い出しながら記事を書いて、吐き出して、自分の中での結論を導けて、スッキリした〜。でも同時に考えすぎてめっちゃ疲れた〜。

自分の好奇心で書いて書いて、楽しかったけど疲れた。
こういうところがHSS型HSP(好奇心旺盛だけど疲れやすい性質)なんだなーと、この記事書いて改めて自覚しました。

でも、本を読む以前と違って、なんで私はこうなんだ…、って自分を責めるようなことは無くなったかな。

また私アホなことしちゃったなーとは思うけど。笑

そういうところも、私だよねって受け入れられるようになったのは、
本を読んだことによる大きな収穫だと思う。


HSPについて考えるのは少し疲れたので、しばらくは、もっとゆるい違うジャンルの記事を書いてメンタルを回復させていこうと思う。


かなり長い読書メモになってしまいましたが、読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。

もし私と同じように自分がHSPかもと思っている方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度本を読んでみてください。
いろんな気づきをくれる良書です。
(Kindle Unlimited対象)

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