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自己&他己紹介

noteを見て「この人たちは何者なのか」というのがわからないのは気持ち悪いかなと思ったので、そういう記事です。3人それぞれの自己紹介と他己紹介です。他己紹介の欄の(A→B)はAが書いたBの紹介文という意味です。

青松輝(あおまつ・あきら)です。東京大学理科Ⅲ類2年、21歳、1浪1留で大阪出身。日頃は関西弁が強いので横柄な人と思われがちですが、本当はすごく礼儀正しいです。

短歌以外にクイズ、美術、ファッションなどが好き。さいきんQuizKnockというWebメディアでライターをはじめました。好きな歌人は穂村弘、永井祐、佐久間慧。

実家に帰って暇なせいで逆になぜか日々の生活が有意義になる現象が好き。すごくロングスリーパーで、高校時代は通学しようとのった電車で寝てしまいそこから6時間寝たまま奈良と神戸を往復し続ける、みたいなこともあった。大学で留年したり高校でも留年しかけたりと辛かったが、「日々の生活で色んなことを考えすぎるから眠くなるんじゃない?」と言ってくれた人がいて、その言葉を胸に毎日スヤスヤと寝ている。 

〈自選3首〉

どうしても言わなければならないことが初夏の晩夏のプール・サイドに

クロールを泳いだあとの右手からしゅわしゅわあふれだす夜と地名

画面にはアニメと実写の混ざり合う桜の映像 いま、今ここ

〈他己紹介〉
出会ったとき、彼が電車で『率』という短歌の同人誌を読み込んでいたのを記憶しています。本当に面白いし、面白いことを考えているし、彼がいるだけで場の空気が明るくなります。ただ陽気なだけだと取られる時もありますが非常に理知的な面もあって、面白さと冷静な思慮が良いバランスになった時には敵無しだと思います。あとオシャレです。(丸→青)

通っていたのは別の高校なんですけど、ともにクイズをやっていた関係で高校生の頃からの友達です。何かにのめり込んだときの情熱の注ぎ方・レベルアップのスピードでは一生かなわないなと思っています。ただそのぶん生活リズムが壊滅的で、社会生活は難しい。(森→青)

丸田洋渡(まるたよっと)、本名です。いい名前を貰ったと思えるようになるには随分時間がかかりました。1998年に生まれ、今は都留文科大学にいて、山梨学生短歌会に所属しています。愛媛出身で、高校から俳句を始め、大学から短歌を始め、ともに創作するようになりました。推理小説と現代詩が好きです。本棚の空いているスペースに置けるくらいの小物をいつも探していて、以前、薄い碧色の蛍石を買って飾って、日々眺めています。僕は基本的に作品ごとに判断するため、好きな「歌人」というのは決められませんが、塚本邦雄、服部真里子、雪舟えま、今橋愛に比較的好きな作品が多いです。

〈自選三首〉

薔薇と蜂/製氷室に蜂がいる/薔薇の溢れる製氷室に/「水天」8号

白昼の蝶かつてない高さへとプシュケの結婚式は長引く/「プシュケの結婚式」6号

階段を君と揃って上るとき踊り場のすてきな早歩き/「この街」3号

〈自選三句〉

水からくりいつも上からくる天使/「夜を濡らす」 週刊俳句第582号

太陽は回っている火白木蓮/「海とそれ以外」 Twitter(2018年2月15日ツイート)

文と文法おとずれてから開く雉/「文の訪れ」 第三回円錐新鋭俳句賞落選作

〈他己紹介〉
ネットプリントを始めるきっかけの学生短歌合宿で、最初に駅前にみんなが集合する時間がありました。森くん以外知り合いもおらず輪から離れていた僕は、なんとなくの印象で森くんに「話しかけるならあの人じゃない?」と、のちの丸田くんをさして言ったら森くんが「なんとなくわかる」みたいな返事があって、そのあとトントン拍子に仲良くなって気付いたらネプリが出ていました。ネプリの名前をつけてくれたのも丸田くん。
作品に出てくるものは違うけど、根本的な姿勢みたいなものは近いと思っていて、そういう意味ではネットプリントを一緒にやる上でストレスなく、かつ楽しくできていい仲間だなと思っています。言葉で作品を作る人として、とにかくシンプルに読書家なのも真面目で良いです。あと三人の中で一番モテる短歌を書く人な気がします(表現が適切かはわかりませんが、色気というか)。(青→丸)

去年の夏に知り合って、実際に会ったのはまだ両手で収まるほどの日数なんですけど、そうは思えないくらい僕に影響があります。作風の好き嫌いは激しいけれど、好き嫌いとは別の「作品の出来」についての感度の良さは誰よりも信頼できると思っています。虫が苦手らしい。(森→丸)


森慎太郎です。1997年生まれで、京都出身。東京大学Q短歌会の第二代幹事をしています。短歌のほかに、クイズと民族舞踊のサークルに入っています。特にクイズは中学生の頃からやっていて、高校生のときにはテレビ番組で優勝したこともあります。いま好きなお菓子は「神戸ローストショコラ〈ゴーフル〉」なんですけど、生活圏内になかなか売ってなくてちょっとだけ困っています。好きな歌人は石川美南さんとしんくわさんです。

〈自選3首〉

春色の怪獣たちが載っている図鑑があれば貸してください
/第三滑走路3号「春色の怪獣たち」

帰宅していつもはみない番組がつきっぱなしで母は風邪ぎみ
/第三滑走路4号「風邪と谷とパプリカ」

ブランドの時計は邪魔です。捨てましょう。(『金魚すくいをはじめる人へ』)
/第三滑走路6号「桜、散ってすぐ夏」

〈他己紹介〉
高校生の頃からクイズの関係でかなり仲良くしていて、短歌というよりは生き方のレベルで相互に影響が大きい気がします。倫理観とかがたぶん近いです。作風も三人の中では僕と近いと言われることが時々あるみたいです。二人の違いを雑に説明すると、森慎太郎は僕よりも人間ができていて、作品にも心の広さが出ている気がします。
基本的に何かを考える上での知的スタミナみたいなものにすぐれているのがすごく好きなところです。これから森慎太郎がどれだけ短歌でみんなに知られたとしても、一番付き合いが長いのは僕のままなんだと思うとうれしい気持ちになってきます。(青→森)

とても頭の回転が早くて、青松とともに笑いをどんどん増幅して展開していきます。一緒にいると必ず僕のボケを拾ってツッコんでくれるので安心して話せます。二人ともそうですがクイズが得意で膨大な知識を持っていて、なのに驕ることなく控えめで、そこに優しさがあり信頼しています。先を見通す目があって、芸人も金属バットが好きなようです。(丸→森)

#自己紹介 #短歌 #tanka

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