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三宮一貫楼 創業70年を迎えました

本日、2024年10月1日は当社の創立記念日。
※ヘッダー画像は10年前の60年祝賀会

祖母が1954年10月1日に兵庫区荒田町で
「ひさご食堂」を開業してから
本日でちょうど70年。
※後に荒田一貫楼と改名

発祥の店

戦後の騒乱期、
狂乱のバブル期に訪れた地上げ屋問題、
阪神淡路大震災、メインバンク破綻や
まだ記憶に新しいコロナ禍など、
ひとつのボタンの掛け違えで、
この日を迎えられなかった可能性もありました。

むしろその可能性のほうが高かったようにも
思います。

そう考えると感慨深い思いが胸によぎります。

ひとえに今日という日を無事に迎えられたのは、当店を愛して通っていただいてるお客様。

いつの日も当店を支えてくださる取引先様。

日々、私ども経営者の無理難題に
こたえてくれた新旧スタッフたちのおかげに
他なりません。

すべてのご縁に感謝する次第です。


記憶の限り思い出す創業者の祖母、
それを支えた祖父は但馬の百姓出身で、
いたって素朴な人たちだったように思います。

ひさご食堂を創業にいたった経緯も
3人の子供を食べさせていくために
已むに已まれずの開店だったと聞いています。

けっして熱い思いに突き動かされただとか、
崇高な理念に基づいての開店でありませんでした。

祖母の現役で働いていた様子は残念ながら
全く記憶にはありません。
※おそらく私が物心ついた頃はすでに隠居状態

でも感じることはあります。
お祖母ちゃんが真摯に商売に向き合っていた姿勢はさぞ美しかったであろうことは。

それこそ私が物心ついた時の祖母は

祈りの人でした。


子孫の繁栄、商売繁盛、先人への感謝と
様々なものに対して常に祈りの精神を持っていて、実際に祈りに身を捧げる祖母の姿は今も脳裏に焼き付いています。

その祈りが今もって当店を支えている。
そんな実感があります。

そうでないと、
明日倒産してもおかしくないような状況が、
ざっと数えて数十回を回避できる理由が
見当たりません(苦笑)

自然と創業の日というのは、
創業者に対しての敬意が深くなりますね。

私も祖母に倣って、
事あるごとに祈りというものを意識したいと
思います。

今日を機会に、
この拙い note に訪れてくれる読者様の
ご多幸をお祈り申し上げます。

今後ともよろしくお願いします。

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