6歳の甥っ子が教えてくれたこと

突然ですが、うちの甥っ子を紹介させてください。

彼は研究者の姉の血を継いでいるだけあって、何かに夢中になると他のことが何も見えなくなります。

彼は小さい時から虫に夢中でした。
昆虫図鑑はほとんど頭に入っていて、特徴や生息地など質問すれば何でも教えてくれます。
時には珍しい虫を追いかけて池に落ちたり転んだり何かに頭をぶつけたり。笑

保育園で他の子がお友達同士で楽しく遊具やボールで遊んでいるときに、彼はダンゴムシを30匹ほど捕まえて、その行動を観察していました。

ちなみに保育園以外でも、色んな地域でダンゴムシを30匹ほど捕まえて、好む食べ物について地域色があるのか確かめていました。笑


そんな彼も4月から小学生になりました。
今までマイペースに「好きなこと」を追求してきた彼も周りに合わせることを要求されたりするんだろうな。どんな友達付き合いをするんだろう。と正直少しだけ心配する気持ちもありました。
久しぶりに帰省した時に甥っ子の小学校での生活について姉に尋ねました。


驚いたことに彼は小学生になっても全く自分のペースを崩さずに生活していました。


授業中に外のカラスをぼーっと観察していて怒られて1日に2回も廊下に立たされたことがあったようです(今時こんな小学校がある事に驚きますが、同じクラスのお友達から姉が聞いたそうです。)が、本人に確認すると


「あれ?それ今日だっけ?2回も立たされてたんだっけ?」と本当に覚えていない様子だったそうです。笑

そして、その事を教えてくれたクラスのお友達についても
「あれ?あの子同じクラスだったっけ?」と。笑

ついでに怒られた事については
「いいのいいの!謝ったから大丈夫。」と全く気にしていない様子でした。



安心してしまいました。
私は彼はどこに行っても生きていけると確信しました。

友達がいなくなって、学校の成績が悪くたって彼が幸せなんだから大丈夫。
生き物に関する知識量はきっと誰にも負けません。そして彼には戦う気すらありません。


細かい事を気にせずに自分のやりたいことに夢中になれる彼をとっても尊敬しています。

#多様性を考える

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集