NHK ETV特集「弔いの時間」
深夜になんとなく見始めたら、釘付けとなってしまった「ETV特集」。
少し衝撃的な内容を含んでいる。ご遺体の写る場面が何度もある。ある男性の葬儀のシーンではご家族が撮影された臨終の瞬間の動画が映っている。事前に知っていたら見なかったかも。
昨年家族の葬儀があった身にはいろいろと考えさせられるところあり。
自死した娘を送る葬儀について語る母親。その葬儀をサポートした女性もまた病で若くして娘を亡くしている。人生の出会いの不思議。
連れ合いの死を悼み、葬儀の場で「悲しくてやりきれない」を歌う女性。もしこの場に自分がいたらと考える。とても弔意を受け止められそうにない。
人を弔うことの意味を問うすごい作品ではあります。わたしは偶然出会ってしまいましたが、これから見る方は少しだけ覚悟を持ってみた方が良いでしょう。
全く唐突に脳裡に浮かんだのは、今は亡き桂枝雀師匠が、葬式がお嫌いであった事。「気持ちがドーンとなってどもならんのです」とお話しされていたことを思い出しました。
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