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太鼓、笛、踊り、夏。

8月3日(土) 晴れ

とんでもないことが起きた朝?昼?に強制的に目を冷まされた休日の始まり。(詳細は昨日の日記の最後の方を、、)


今日は、幼馴染と上品な休日day。読書でお昼を過ごし、お酒を嗜む夜。

そんな普段の自分だけでは想定訪れることのない丁寧な生活。時々そうやって引っ張り出してくれるのは本当にありがたい。気づいたら家でドラマしか見てないからな。彼は死生観に関する書物を読み、僕はホストが短歌集を読んだ。彼らも、生きるか死ぬかのすごいロマンのある生き方をしていた。それはそれで、とっても面白かった。

そんな教養の差に目を背けたくなる3時間を過ごしたあと、お目当てのご飯屋に。すると道中、前に進めなくなるくらいの、とんでもない人だかりに。


お祭りだ。

しかも、踊りと太鼓、笛にラッパがある、田舎タイプのあれだ。


路地を歩行者天国にして練り歩く踊り子。少しでも見たい!と、年齢・性別・国籍も関係なく、少しずつ近づいてくる太鼓と笛の音色に合わせて手拍子しながらみんなが待つ。


いや、めちゃめちゃいいなこの景色。

現代人は忙しいとかなんとか言われてる中で、みんなが、演舞をいまかいまかと待ちながら、時には待ちきれず、手だけ踊っちゃってる方も居て。昔から地域に愛されていそうな理容室は、営業そっちのけで椅子を入口前に引っ張り出して座って見てる。

僕たちが生まれた町のお祭りも、実は毎年この土日に行われている。昔は家の前が屋台だらけになり、みんなで神輿を担ぎ、太鼓を叩いて、大人が横笛を吹く。そんな思い出も少子高齢化と猛暑を理由にほぼほぼ無くなってしまったと、母からLINEが来ていたところだったので、より感傷に浸ってしまった部分があるのかも知れない。

とはいえ、この東京の、何ならオシャレと言われる地域でこんな昔ながらのお祭りが行われていて賑わっている様子が見られたことはすごく良かったし、僕だけじゃない多くの人もそう思っているんだと思う。

残していきたい、いかなきゃいけないんだよなと、何ができるかもわからないけど、1%くらいは使命感に駆られた夏。

地元のお祭が完全になくなってしまう前に、もう一度くらいは参加したいな。



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