「日常生活と受験」
これは中学での実話です。
Part1:
先生「雑巾で机を拭いてください。」
生徒「はーい。」
あろうことか水浸しの雑巾で机を拭き始めた。そう・・・雑巾の絞り方を知らない。
Part2:
調理実習で
先生「さあ、お釜を洗いましょう。」
(電気炊飯器です。)
「ドボン!」
外釜ごと水の中へ・・・
Part3:
同じく調理実習でマカロニグラタンの作り方。
生徒「先生!マカロニが鍋の中で消えました。」
先生「えー!それ、チーズだよね。」
塾生から「うちのママは何にもやらない。」と聞かされたことがあります。
「あなたが着ているブラウスは黙っていたら真っ白になってアイロンかかってでてくるのかな?」と聞き返しました。
私は親が仕事や家事をするところを子どもに見せるべきだと考えています。
恩を着せようというわけではありません。「人はこうして生活しているんだ。」と知らないまま成長してよいのでしょうか?
私の娘三人が仕事と家事を両立させられるように育ってくれたことは、親バカではありますが、胸を張れることだと思っています。
殊に研究者として生きている長女は、コロナ禍の留学先で缶詰状態になっても、現地の食材で料理を楽しんでは、写真を送信してくれて、親を安心させてくれました。
最近では、私も娘の影響からスマホ検索で料理の手抜きを覚え、時短でおいしい手料理を作れるようになってきました。
受験生を指導してきた30年の間でもっとも変わったことは、
子ども達が、家事の手伝いをしなくなったことです。
「そんな暇があったら机に向かってほしい。」とおっしゃる親御さんがいらっしゃいましたが、本当にそんな暇がないくらい集中して机に向かっていますか?
だらだらと教材を前に勉強した気になっている子ども達がなんと多いことか?
だらだらと5時間机に向かい5時間勉強した気になって、成績が上がらず、悩んでいることこそ時間の無駄ですよね。
「24時間受験生でいられますか?」
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