京都アニメーションの本が初心者アニメーターにオススメ
こんにちは、3Dアニメーターらいはんです。
定期的に読む、かつオススメの
京都アニメーションの教本
「アニメーション制作の手引き」
改訂版の
「京都アニメーション版 作画の手引き」
について、ご紹介になります。
アニメーションの初心者、ジュニアクラスの方々にオススメです。
税込1200円!
オススメのポイント
オススメポイントは、
・説明のイラストがシンプルかつ魅力的!
・3DCGアニメーターでも役立つ事が多い
・メッセージ性の高い熱い文章
になります。
※上記2冊の中身は、見比べた際に、ほぼ一緒だと確認済み
・説明のイラストがシンプルかつ魅力的!
説明の際のイラストが、簡略化されてシンプルで分かりやすいです。
しかし、キャラクター自体の引き立てるポージングの上手さも兼ね備えており、魅力的に感じました。
京都アニメーション内で過去に賢人の方が描かれているかと思います!
・3DCGアニメーターでも役立つ事が多い
それぞれ章ごとに分かれており、大まかに網羅されています。
動画や原画の技術で紹介されている事は、3DCGアニメーションでも役立つ事が多いです。
以下、役立つ項目ごとにピックアップして記載しました。
3章.動画
(3)中割り より、
③詰め
④残し、返し
⑤軌道
4章.原画
(1)作画打ち合わせ(作打ち)
(2)レイアウト より、
②ショット
③キャラクターの配置
④アングル
⑤アイレベル(カメラの高さ)
(3)演技と芝居より、
①演技の自由度
②感情表現
③つぶしのばし
④予備動作
⑤力の伝達
⑥慣性の法則
⑦⑧絵による効果1、2
⑨タイミング
⑩その他の注意点
5章.アニメーション制作に必要な基本知識
(1)物理法則
①運動の自然法則(慣性の法則)
②重力
③遠心力
(2)絵画技法
①遠近法
②透視図法
(3)基本の動作
①振り向き
②歩き、走り
③動物、鳥
(4)自然現象
①なびき
②炎
③煙
④水
(5)アニメーション撮影の特徴と撮影技法
①カメラワーク
②カメラ機能で行う技法
※画面効果
・メッセージ性の高い熱い文章
上記の技術面での話の中でも、ちょこちょこ熱いメッセージがあります。
そして、第6章は特に熱い!!
6章.アニメーターを目指すということ
一部引用です。
最後に
私自身は、全体をたまに見返している際に、何度か気づきを得た事があります。
基本的な内容だけれども、上手くできていなかった、理解していなかった事が今まで多々ありました。
同じ本を何度も読み返す事は、レベルアップに効果があります。
最後に、6章の「アニメーターを目指すということ」を読み返すと初心に帰れます。
この初心に帰るって、自分の中では大切でどこかでアニメーターの魂を置き忘れている自分を取り戻すキッカケにしています。
毎回、どこかに置き忘れる癖が無くならないので、毎度毎度初心に帰ってる始末(~_~;)
今年の2023年は、もう少し3DCGアニメーターとして行動時の意識レベルを上げていきたいです!