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3Dアニメーター向け学校の講義テキストを大公開!その4

こんにちは、3Dアニメーター らいはん です。
過去に作ったゲームの専門学校で使用したテキスト(マニュアル)を大公開!!
間違っている所があるかと思うので是非ツッコミお待ちしております。

テキスト公開 その4

BOXを動かそう

人の動きを1つで表現してみる

■BOXに魂を込めろ!
人の動きを作る際、動きの中での緩急や静と動の慣性が体にどのように影響しているか?
を見極めてモーションを作る必要があります。

まずは体全体が1つのオブジェクトだというようにとらえて、全体の動きを把握してみましょう。
今日まで覚えた(はず)『慣性・緩急・力の伝わり』がどこで表れるかを簡単な例で説明していきます。

※上記とは逆に、1つのオブジェクトで考えた動きを人に置き換えることもできます(難易度高め)

外から力が加わった動き(棒人間)

■外から力が加わる
外から力が加わると、加わった場所から動き出します。
例えば、鉛筆を立てて上と下をそれぞれ指でいてみるとわかりやすいです。
人間も同じように、頭を押されれば頭が動きますし、手を引っ張られれば手から動きます。

骨を動かそう1

動き出しと力の伝わり

■動き出しと力の伝わり
外から力が加わると、加わった場所から動き出し、自ら動き出す時は動力源から動き出します。
動力源は…人であれば複数ありますが(全身に神経・骨・筋肉がはりめぐっているため)、メインは骨盤だと思います。

アニメーションを作るためには、最初にどこから動き出すか?
を見分ける必要があります。
動き出しを見分けるには、観察したり、自ら動くことが必要です。

そして、動き出した箇所に引っ張られて力が伝わることを意識しましょう。

骨を動かそう2

簡単な骨(Bone)操作に慣れるための課題となります。

上下の連動1

■バランスをとる動き
人間の動きは骨盤を中心として上半身と足の連動によりバランスよく動くことが出来ます。

バランスが崩れれば倒れてしまったり、怪我をしてしまいます。
連動している動きを理解して再現できればより良いアニメーションを作ることができます。

まずは大まかに考えて骨盤と上半身と足の連動している動きを再現するトレーニングをしてみましょう。

※注意:上図のキャラに真ん中に点線がありますが、重心の線ではなく単なる基準線です(骨盤の動きがわかりやすくするための線)

あくまでも一般的な動きなので、例外は除いています(必ずしも上記のような動きに当てはまるというわけではない)

■Opposing action(オポージングアクション)

↑画像内ピンク枠

重心バランスを取る動きの参考画像
直立二足立ちからの人体的な連動
反対の動き

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