【実録】馬鹿がバカな事を本気でやるとどうなるの?
世田谷区の三軒茶屋を『本格焼酎の楽園』にしようと活動している今も、ふと昔のことを思い出すことがあります。
それは、東京都八王子市で『八王子ナポリタン』を立ち上げた時のこと。
まさに「ナポリタン日本一の街」を目指していた、壮大でちょっとトチ狂ったプロジェクトでした。
※今までのストーリー↓
電話一本から始まった奇跡
最初は何をどうすればいいか全くわからず、必死に掴んだのが某ケチャップメーカーの【お客様相談窓口】の電話番号。
そこで、無計画にもかかわらず、自分の思いの丈を熱く語ってしまいました。
そのプレゼンの後、まさかのコールバックが!
まさに奇跡的な一歩でした。
電話の相手は、某ケチャップメーカーの◯◯部からのものでした。「先日、お客様相談窓口の方に非常に興味深いお話を頂いたとのことで…」と、話が始まったのです。
すぐに本題に入るそのトーンに、私の胸の高鳴りは止まりません。
「弊社の◯◯部の△△部長が詳しくお話を伺いたいと申しておりまして、一度東京本社にお越しいただけますか?」
…え?
部長職の方と話をする?
そんなこと、最初は全く考えていませんでした。
いきなり大物との面談だなんて、まさに予想外の展開!
すぐにスケジュールを調整し、最短の日程でアポイントを取りました。
当日は慣れないスーツに袖を通し、ドキドキしながら某ケチャップメーカーの東京本社に向かいました。
緊張の東京本社訪問
八王子では滅多に見かけない、スーツ姿がバシッと決まった秘書の方がエントランスまで迎えに来てくれ、そのまま、立派な会議室へ案内されました。
上等な椅子に腰を下ろすと、ついに△△部長が現れました。
初めての「ビジネス」の場。
緊張で汗がにじむ私を見かねた部長は、優しく笑顔を浮かべ、「自分の言葉で大丈夫ですから、考えているアイデアをお話しください」と言ってくれたのです。
開き直った熱いプレゼン
その言葉に背中を押された私は、開き直って話すことに決めた。
これまで頭の中で練りに練った『ナポリタン日本一の街』構想を、熱い思いと共に語り尽くしたのだ。
△△部長にどう伝わるのか、不安もあったが、とにかく全力で思いの丈をぶつけました。
八王子市には、人気の観光地『高尾山』があるが、多くの観光客は高尾山を楽しんだ後、そのまま帰ってしまい、中心市街地まで経済効果が届いてないという話。
八王子市は学生が多い『学園都市』としての一面も持ち、若い世代が生活していますが、彼らに向けた新しい切口でのご当地グルメ企画という話
既存のご当地グルメ『八王子ラーメン』はあるものの、全国にあるご当地ラーメンや様々な情報に埋没してしまい全国的な影響力は期待出来ないという話
しかし八王子市を『ナポリタン日本一の街』にするという、このプロジェクトが成功すれば、学生や観光客を市街地に引き寄せ、経済的な効果が期待でき、八王子市は全国的に注目され、まだ存在してない『ナポリタン日本一の街』の誕生というニュースが某ケチャップメーカーさんにとってもどれほど魅力的となるかとか…
ここぞとばかりに熱いアイデアを△△部長に必死にアピールしました。
続く
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