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【実録】観光客300万人が見逃す八王子の魅力!その裏に隠された問題とは?

今現在、東京都世田谷区の三軒茶屋を『本格焼酎の楽園』にしようと活動している中の人ですが、実は昔、東京都八王子市でご当地グルメを立ち上げた経験があり、エリアブランディングのノウハウがあったりします。

今回から何回かに分けて、八王子のご当地グルメ『八王子ナポリタン』が誕生する迄のアレコレを書いていきたいと思います。

八王子市の誇り――自然と歴史が織りなす街

東京都八王子市は、豊かな自然や歴史ある街並みが自慢の街です。

特に、その魅力を代表するのが、世界一の登山客数を誇る高尾山です。

多くの観光客がこの自然の宝庫を訪れますが、八王子市には一つ大きな悩みがあります。

観光客をつなぎ止めたい――八王子市の課題

その悩みとは、せっかく多くの登山客が高尾山に訪れても、八王子市にはほとんどお金を落とさずに帰ってしまうことです。

高尾山という巨大な観光資源を持ちながら、登山客たちはただ通り過ぎるだけで、街の中心部に立ち寄ることがありません。

この問題が、八王子市全体の活性化を阻む大きなジレンマとなっていました。

高尾山の魅力――誰でも楽しめる自然の宝庫

高尾山は、年間で約300万人もの人々が訪れる人気の山です。

この山は、初心者でも安心して登れるコースが整備されており、自然豊かな景色を楽しむことができます。

さらに、都心から電車一本で簡単にアクセスできる点も、多くの人々に愛される理由です。

週末や休日になると、京王線に乗って多くの登山客が高尾山を目指してやってきます。

見逃せない現実――高尾山からの素通り

しかし、この便利さが逆に問題を引き起こしています。

多くの登山客は、高尾山での登山を楽しんだ後、そのまま電車に乗って帰ってしまいます。

つまり、八王子市の中心部に立ち寄って、食事をしたり、お土産を買ったりする機会がほとんどないのです。

これでは、高尾山という大きな観光資源を活かして、街全体を活性化させることが難しい状況です。

解決策の一歩――温泉施設「京王高尾山温泉 / 極楽湯」の建設

この問題を解決するために、八王子市はさまざまな取り組みを模索しました。

その一つが、高尾山口駅のすぐ近くに設けられた温泉施設「京王高尾山温泉 / 極楽湯」です。

この温泉施設は、登山で疲れた体を癒すことができるため、すぐに大人気となりました。

登山後に温泉でリラックスする観光客が増えたことで、高尾山の新たな魅力として定着しました。

立地のジレンマ――温泉が引き起こした新たな課題

しかし、ここでもう一つの問題が浮かび上がりました。

それは温泉施設の立地です。

温泉は駅のすぐ隣にあるため、リラックスした観光客は、そのまま電車に乗って帰ってしまいます。

温泉施設ができたことで、観光客は登山後にリフレッシュできるようになりましたが、八王子市の中心部に足を運ぶ動機にはつながらないままでした。

八王子市の挑戦――高尾山の魅力を街全体にどう広げるか

高尾山という素晴らしい観光資源をどう活用すれば、八王子市全体の発展につなげられるのでしょうか。

この問いが、八王子市にとって大きな課題となっていました。

観光客が「通り過ぎるだけの街」にしてしまわないために、八王子市は新たな戦略を必要としていたのです。

私の提案と決断――次回へ続く

この問題を解決するために、当時、八王子市で飲食店を経営していた私はあるアイデアを考え、観光課に提案しました。

それが、「八王子ナポリタン」プロジェクトの始まりだったのです…。

続きは次回の記事で詳しくお伝えします。

渾身の有料記事書きましたが!
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