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【レポート】宝の島が東京にある?

GI東京島酒KICK OFFというイベントに参加して来ました!


多分『GI』『東京島酒』も分からない方がほとんどだと思うので、先ずはその説明からします。

GI(地理的表示)とは

特定の地域で作られた特有の産品を守るための制度です。

簡単に言うと、その地域でしか作れない、品質や評判が高い食品や飲み物を保護するためのルールです。

たとえば、みんなが知っている「シャンパン」は、フランスのシャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインだけに使える名前です。

他の地域で同じようなワインを作っても、「シャンパン」とは呼べません。

これに似た制度が日本にもあり、「GI(地理的表示)保護制度」と呼ばれています。

この制度では、特定の地域で作られたものに、その地域の名前を使って守ることができるのです。

具体例:

1. 神戸ビーフ
 「神戸ビーフ」は兵庫県で特別に育てられた牛から作られる高級牛肉です。
GIで保護されているため、他の地域で似た牛肉を作っても「神戸ビーフ」と名乗ることはできません。

2. 夕張メロン
 北海道夕張市で栽培される夕張メロンもGIに登録されています。
この地域で特別に育てられたメロンだからこそ、その名前を使うことができます。

このように、GI制度は地域で作られる特別な食品を守り、他の地域がその名前を不正に使うことを防ぐ仕組みです。

これにより、消費者も本物の品質を信頼して購入することができ、生産者も安心して高品質な商品を提供することができるのです。

東京島酒(とうきょうしまざけ)

東京都の島々で作られる特別なお酒のことです。

どうして東京島酒は特別なの?

東京島酒は、伊豆諸島や小笠原諸島で作られています。
これらの地域は、温暖で湿度が高く、美しい自然に囲まれています。
この気候と自然環境が、特別なお酒作りに大きく貢献しています。

東京島酒を作るために使われる水は、島の地下水などから取れます。
この水は「軟水」といって、ミネラルが少なく、柔らかい味わいを持っているため、お酒が滑らかで飲みやすくなるのです。

どんな種類のお酒があるの?

東京島酒には3つのタイプがあります。

1. 麦こうじを使った芋焼酎
2. 麦こうじを使った麦焼酎
3. 芋と麦をブレンドした焼酎


「麦こうじ」とは、麦を発酵のために使う材料のことです。
東京島酒はこの麦こうじを使って作られていて、独特の香ばしい香りやスッキリとした後味が特徴です。

どうやって作られるの?

東京島酒は、古くから伊豆諸島で作られていました。
江戸時代には、島に流された知識人たちが芋を使った焼酎の製法を島民に教え、焼酎作りが広がったと言われています。
その後、麦こうじを使った製法が確立され、現在の東京島酒ができあがりました。

東京島酒の魅力

東京島酒は、島々の自然の恵みと伝統的な技術を組み合わせて作られています。
そのため、他の地域では味わえない特別な風味があります。
また、このお酒は、島の文化や歴史とも深く結びついているため、飲むとその背景も感じることができるでしょう。

このように、東京島酒は特別な自然と歴史、そして地域の人々の知恵から生まれた特別なお酒です。

という訳で

こんな東京島酒が地理的表示GIとして認定され、東京都の観光資源・宝の島としてスタートを切るというイベントでした!

この会には200人を超える関係者が集まり、焼酎のイベントでよく会う、顔見知りも大勢いらっしゃいました!

副都知事や国税局長や鹿児島大学教授等、偉い方々も出席されていて、とても盛大なイベントでした。

途中のプログラムとして受講した東京島酒の歴史や素晴らしさの話は、とても面白く聴かせて頂きました。

最後のプログラムにあった、ペアリングはカクテル・酒菜共、数が少なかったみたいで、残念でしたが、それでも試飲する事が出来た『ちょい足しハイボール』は『なるほど!』と思える美味しさで、刺激を受けました。

東京都の離島で独自の進化を果たした、言うなれば『ガラパゴス焼酎』になるのでしょうか?笑

東京島酒の未来が楽しみです!

エンディング曲

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