【実録】アラフォーのバカが小学生に泣かされた話
前回のあらすじ
2014年2月22日にキックオフした『八王子ナポリタン』
「八王子産の食材を使う」という定義が教育委員会の目に留まり、学校給食として提供されることに決まりました。
毎年6月の食育強化月間で、地元の食材を使ったナポリタンを通じて、地産地消を子どもたちに伝えたいという想いからの提案です。
この給食体験が、10年後には『ソウルフード八王子ナポリタン』と自然に語られる日を目指します。
某ケチャップメーカーもケチャップを無償提供し、プロジェクトはますます盛り上がりを見せています。
※今までの連載形式の記事↓
学校給食で八王子ナポリタンを!
いよいよ始まった『八王子ナポリタン』の学校給食プロジェクト!
普通のナポリタンじゃなくて、なんとコッペパンに挟む「八王子ナポリタンドッグ」にするという提案が給食の栄養士さんから飛び出したんです!
そのユニークなアイデアに「いいですね!」とすぐ賛成しました。
でも、次に待ち受けていたのは「八王子産の野菜をどう確保するか」という問題。
市内全小学校で使うだけの八王子産野菜を集めるのは、思っていたよりも大変なことで、担当の方も「始めての事だから、全校分の八王子産野菜をそろえるのは大変」と頭を抱えていました。
しかし、ここで諦めるわけにはいきません。
地元の食材を使うことこそが八王子ナポリタンの定義であり、地産地消の大切な一歩だからです。
そこに助け船を出してくれたのが、地元の農家さんたち。
「地元のために!」と、協力してくださり、なんとか十分な量の『八王子産ほうれん草』を確保することができました!
この瞬間、「よし、これで給食提供にこぎつける!」と心から喜びました。
こうして、八王子産ほうれん草とスパゲッティを某ケチャップメーカーさんのケチャップで炒め、コッペパンに挟んだ【八王子ナポリタンドッグ】が完成したのです。
給食当日、子どもたちの笑顔とバカの涙
いよいよ迎えた給食の日。
私は【八王子ナポリタンクラブ】の代表として、小学校に向かいました。
校門をくぐると、すでにたくさんのメディアがカメラを構えて待っていました。
校長室に案内され、八王子ナポリタンへの熱い想いや、ご当地グルメで街を盛り上げる夢を語りまくりました。
そんな中、給食の時間になり、教室へ向かいました。
教室に入ると、子どもたちが笑顔で準備を進めていて、その光景を見守る私もワクワクしていました。
そして、いきなり黒板の前に数人の子どもたちが集まり、「今日は新しい八王子のご当地グルメ『八王子ナポリタン』を紹介します!」と、給食係さん作成による、手描きの紙芝居で、なんとなんとプロジェクトの経緯や将来の目標を発表してくれたのです。
給食係さんの照れ臭そうな小さな声が、一生懸命大きく教室に響いていて、文字通り感無量なアラフォー男の目には、思わず涙が浮かびました。
その後、子どもたちと一緒に『八王子ナポリタンドッグ』をいただきました。
子どもたちがほおばるたびに笑顔になり、私の心も温かくなりました。
「これが未来の八王子のソウルフードになるかもしれない」と考えた瞬間、またまた私の目には熱いものがあふました。
八王子ナポリタンが広がる未来
給食が終わると、今度は廊下で待ち構える記者さんたちの取材に応えました。
初めての囲み取材で緊張しましたが、八王子ナポリタンへの、必要以上に熱い思いと、壮大な夢を熱く熱く語りました。
地元のご当地グルメが学校給食に採用されるというのは、本当に大きな一歩。
キックオフから、まだ間もない八王子ナポリタンプロジェクトは、この学校給食をきっかけにまた一歩「ナポリタン日本一の街」へと前進したのです。
続く…
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