#9 そういえば、これも魔法?
色々と話している内にカフェに着いた。
街を案内してもらって
そのまま帰るわけにもいかないので
私もカウンター席に着いた。
Oliviaは仕事をしながらも
私のことを気にかけてくれた。
そういえば、あなたの鍵はどんなの?
急に鍵の話をされて驚く私を見て
フフッと笑いながらこう続けた。
みんな鍵を持って来るのよ。
私はあの鍵を見せた。
歯車いっぱい!面白いわね~
トカゲ、好きなの?
実は、
トカゲは特別好きなわけではないのだが
ここにトカゲがいるデザインは
なんだか繊細さを感じて絶妙に好きだった。
他の人が持って来る鍵も
それぞれの好きなものが付いていたり
色んな好みなどが反映されているらしい。
Oliviaと話している時に
ふとあることに気が付いた。
そういえば、私は日本人だけど
雑貨屋さんでは日本円が使えたし
みんな日本語が通じてるし…
これも魔法ってことだよね?
そうみたいね!
みんな後から突然気付くのよね。
あなたは早い方だわ。
楽しそうにふふっと笑いながら
Oliviaは客に呼ばれ、テラス席に向かった。
Oliviaがテラス席の注文を聞いて
店の中へ戻る時、あ!と声を上げた。
驚いて彼女に目をやると、
彼女は外の誰かに手を振っていた。
これが自然に触れていた魔法に
気が付いた時のおはなし。
続きはまた次回に。
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