#10 インド人Rajeep(ラジープ)
Oliviaが手を振る先から
1人の男性が小走りで
こちらへ向かってきた。
どうやらOliviaの知り合いのようだ。
そのまま一緒に店内に入ってきた彼を
Oliviaは私に紹介してくれた。
彼はRajeep(ラジープ)。
3か月くらい前にここに来たのよ。
Rajeepは中肉中背という感じで
くせ毛っぽい黒い髪は短く整えていた。
Oliviaの4つ上、つまり27歳らしいが
年相応、気持ち少し若く見える、くらい。
彼女は今日初めて来た人なの!
と、私のことも紹介してくれた。
Oliviaは、なんだか嬉しそうだ。
今日初めて来たんだ!?
なんか、すごいよね!
どこから来たの?
Rajeepは私の隣に座りながら
そのまま話を続けた。
日本から来たの。
正直まだ理解が追いついていない感じ…
あなたはどこから来たの?
僕はインドだよ。
3か月くらい前に初めてこの街に来て
Oliviaに案内してもらったんだ。
私も案内してもらったの。
Oliviaってすごくいい子だよね。
ホント可愛らしい子だね。
そんな話をしている途中で
カウンターに置かれた
Rajeepの鍵が目に入った。
Rajeepの鍵はかなりクリアで
キラキラしているラメのグラデーションが
とても美しかった。
それと、Rajeepの鍵には重なるように
小さな鍵がくっついていた。
鍵に鍵の装飾。とても面白い。
これ、Rajeepの?
綺麗だね!
でしょ。君のも綺麗だよね。
実は、今から行きたいお店に行くんだけど
君も来てみない?
まだまだ街を見て歩きたい私は元気に頷き、
カフェのオーナーである
Oliviaのお父さんに会計を済ませた。
Oliviaありがとう!と言いながら
Rajeepと再び街に繰り出した。
これがRajeep(ラジープ)と
出会った時のおはなし。
続きはまた次回に。
最後までお読みいただき
ありがとうございます。
サポート、フォロー、スキしてくださった方
応援のお気持ち大変嬉しいです。
ありがとうございます。
あちらの世界で仕入れたものは
minneにてアクセサリーにして
販売しています。
他、ギャラリーの裏側なども
SNSにて発信していますので
ご興味あればこちらもご覧くださいね。
twitter:@3count_m
Instagram:@3count_m