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【夢ドリブン思考⑤】MECEで全体観をみえる化する。
前回までのあらすじ
仕事で重要な考え方”IPO”を学んだレナ。仕事の全体観を把握するためには、MECEという手法が有効だが、その方法とは?
社長「MECE(ミーシー)というのはもともとマッキンゼーの社内用語だ。”Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive”の頭文字をつなげたもので、直訳すれば「相互に排他的、かつ、全体として網羅的」となるが、ここで大事なのは、全体を漏れなく把握することだ。全体を漏れなく、把握することで優先順位を付けられる。過ぎた時間は、戻ってこない。今、何をすべきか、どの問題から取り込むべきか決断ができるようになる。」
レナは、社長の話を聞きながら、MECEの必要性を理解したと同時に、MECEの難しさを感じ始めていた。
レナ「優先順位を決める為に、全体観を把握する必要性は理解できましたが、どのようにMECEで問題を把握すればよろしいでしょうか。結構、難しくないですか?」
社長「問題が複雑であればあるほど、シンプルな考え方で、物事を整理した方がスッキリと理解できる。私が良く用いる方法としては、仕事のIPOに立ち返って、まずは、Outputの質のゴールである、あるべき姿を考えていく。」
IOPという考え方は、こちらをクリック💗
レナ「あるべき姿ですか。あるべき姿って堅苦しい感じがします。」
社長「あるべき姿とは、理論上こうあるべきと考えられる理想の姿だから、ある意味、ブレないし、カチカチで動かない、永遠に変わらない起点となるんだ。そのあるべき姿を達成するために、目標を置いて、指標や施策を設けて、あるべき姿に近づいていくことで、仕事の質の向上を感じられるようになる。」
レナ「あるべき姿を起点に考えることは、とっても大事なんですね。」
社長「あるべき姿を起点に、目標を定めていく方法は、実は最近、とても身近に溢れているんだ。バックキャスト思考っていって、先にゴールを決めてしまう思考で、、、」
レナ「もしかして、SDGsでしょうか?」
社長「大正解!先にゴールを決めて、方法はこれからみんなで考えていきましょうっていうやり方だよね。」
レナ「SDGs=持続可能な開発目標は、方法については特に問われてないですもんね。確かに、バックキャスト思考は、仕事でも普段からやっていることで、私は逆算思考って呼んでます。」
社長「そうそう”逆算思考”だよ。あるべき姿を起点に現状を引き算すると、課題が見えてくる。」
レナ「なるほど、MECEで考えるためには、逆算思考で考えていけば良いってことですね!」
社長「実はそれだけでは、MECEにならない。目標となる指標軸を明確にした後に、今度は、制御因子である管理軸を明確にしていく必要がある。」
レナ「制御因子の洗い出しも必要になるんですね。制御因子って例えばどんなものでしょうか。」
社長「制御因子を明確するためには、系統図で因果関係を整理する必要がある。」
レナ「系統図ってなんでしょうか?」
つづく。
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