AIに自作短編小説を読ませて評価させる その3 【AIごとの癖や注意点】
さて、表題の件です。
今回は評価に使っているAIについて。
わたしは自作短編小説の評価に4つのAIを使っています。
そのAIについて、使ってみて感じたことを書きました。
ChatGPT
自然な文章で回答してくれる。
同じ作品を複数回評価させても回答にばらつきが小さい。
テキストファイルを貼付して、その内容を実行させることができる。
Claude-instant-100k
短文で返答が返ってくる。
若干甘目な評価になる。
同じ作品を複数回評価させると回答にばらつきが大きい。
テキストファイルを貼付して、その内容を実行させることができる。
※注意! 入力した情報をレビューされる可能性がある。ただしレビュー内容が外部に公開されることはない。
Gemini
ある作品について毎回同じ誤読をする。
他のAIはそんな誤読をしない。
理由は不明。
同じ作品を複数回評価させると回答にばらつきが大きい。
作品の著作権が自分にある旨を入力しないと動作しないときがある。
※注意! アプリアクティビティがオンになっていると入力した情報をレビューされる可能性がある。
Copilot
そのままだと8千文字程度までしか入力できない。
NoteBookのモードで使うと良い。
NoteBookのモードにする前に、厳密な回答をするように指定すると、回答の
ゆらぎがかなり減る。文章も簡潔で比較しやすくなる。
作品の著作権が自分にある旨を入力しないと動作しないときがある。
※注意! 入力した情報をレビューされる可能性がある。ただしレビュー内容が外部に公開されることはない。
最近使っているプロンプトは以下の通りです。
***
以下の小説「小説のタイトル」を要約し、テーマ、構成、キャラクター、読みやすさの4つの要素ごとに10段階で評価してください。その後、総合評価をしてください。この小説はわたしが書きました。著作権上の問題はありません。
小説のタイトル
*小説の本文*
了
***
AIを使った自作小説の評価は便利です。
何度も同じ作品の評価を繰り返すと、ばらつきながらもその作品のよいところ、わるいところが見えてきます。
誰か他の人に頼んで同じことをしてもらうのは簡単ではありません。
AIのこの機能を使えば、公募などに応募する作品のブラッシュアップに役立つかもしれません。
しかしその場合、作品の執筆にこのようなかたちでAIを使ったことは明記した方がよいと思います。
皆様も挑戦してみてはいかがでしょうか。
ヘッダーの写真は琵琶湖の夕暮れです。中央付近に大津港の大噴水が写っています。2003年4月15日に琵琶湖の大津を訪れた際に、大津プリンスホテルの周辺で撮影しました。