見出し画像

利己的である事は利他的でもある。

セックスピストルズのファンでジョンライドンのファンサイトを立ち上げるパンクな彼女は母になり物書きになり40年越しのアナーキーインザUKを開花。オルタナな世界の存在を知るから私という帰属性を解放出来、アナキズムも現れる。ヘタすると闇落ちもしかねないエンパシーは根に楽天性を持つアナキズムとリンクすれば、道徳の授業レベルの浅瀬ヒューマニズムな”多様性”を喝破し、生のスキルへ昇華する事が出来る。両者が調和する流れは自然だった。アナキズムも相互扶助と言えるよね。


正義中毒チックでビミョーな多様性や共感至上主義者の同調圧力という落とし穴。自分がいる狭い世界だけが全てだと思い込むと、こんなもんだと変な諦めを刷り込みだす。不条理や支配を拒否出来なくなってくる。でも人間は無力ではなく誰も皆、言葉や躰で他者をケアする力を持つ。私の本性もそれで成り立ちお陰様で生き延びてる。ブレイディみかこサンに以前からのモヤモヤに言葉を与えられた。


自分軸を持ち自由な人ほど軽やかに自分の靴を脱げて他者の靴だって、おおらかに履けるのかもしれない。人間を人間化し、生きる主権を主張する為にも、自分の言葉を手放さない事も鍵。