私がヨガをする目的
何でヨガを好きになったのか、改めて考えていきたいと思います。
私がヨガに出会った時、不妊治療の真っ最中でした。
この先、不妊治療に関する事がありますので、不快な思いをする可能性のある方や、現在治療中の方、こういった話は苦手な方は読むのを控えて下さいませ。
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一人目はタイミング法でなんとか授かったのですが、二人目を希望してからもう何年もその傾向はなく、病院で検査をしたら「両卵管閉塞」と診断されました。
30代も後半になり、卵巣機能も低下しており、体外受精しかないと医師に言われ、海外駐在の夫と協力しながら、日本と海外で両方治療を継続して行いました。
しかし、消費する金額と結果は結び付かず、願いが叶うことがないまま、ただ時間が過ぎていきました。
薬の副作用で起きれない日もあり、また精神的にも前向きになれず、それでも何か結果が出るような希望を求めて、インターネットで検索していました。
友人の懐妊知らせが一番辛く、本当は喜ばしいことなのに、心から祝えない嫉妬している自分が憎らしく感じる一面もありました。
夫に、もう治療は終わりにしないかと言われても、絶対に諦めたくないという気持ちが変わりませんでした。
そんな時に、「ヨガの資格をとるためにレッスンを受けてくれない?」と友人に誘われ、意を決して参加したヨガがとても心地良く、ほんの一時間くらいのレッスンで、身体が楽になり、そしてなぜかスッキリとしたような爽快感が得られたのです。
身体がほぐれると、心もほぐれるということを、身を持って体感し、そのレッスン以降、自分の心のネガティブな部分を一時でも手放す方法を見つけられたのです。
友人のインストラクションが上手であった事、私がその友人をとても尊敬していた事もあったのですが、この友人との出会いとヨガの出会いは忘れられない出来事です。
すでに一人授かっているのだから、まだ治療中で授かっていない人は「一人いるからいいでしょう」と思う意見もあると思いますが、二人目不妊の治療中の方はまた別な悩みと葛藤があるものです。そして、その多くは私の経験からですが、大抵一人きりで抱えている方が多いのではないでしょうか。
様々なことはありましたが、結果を結ぶことが出来なかった私の不妊治療は、ヨガと出会った後に、自分から治療の終了を決断する事となりました。
思いを手放す、気持ちを切り替える、言葉で言うのは簡単ですが、これほど難しいことはないのではないでしょうか。
いつもたくさんの思考の中で、今ある自分をみつめ感謝すること、当たり前の事が当たり前じゃないことに気がつくことをヨガの教えは寄り添ってくれます。
私は、自分が経験して得たこの変化が、私の人生を豊かにして、身体も心も健やかにしてくれた思いを大切にしていきたいと思います。
そして、私と出会ってくれた方、関わりのある方、身近な方に、自分が得られた余裕から生まれた温かい気持ちと、ささやかな愛を分けていきたいという気持ちでいます。そしてヨガが必要な人に、今後もヨガを伝えていきたいです。
最後まで読んでくれた方、ありがとうございました。