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10年後、都市に住むか田舎に住むかで幸福満足度が異なるかもしれない

私たちは大なり小なり社会に依存して生活しています。私の住む街でもバスの長寿パスポート(70歳以上:片道180円)で大分市内を果てまで行き来出来ます。

10年後の団塊世代の大半が死に絶えた後の世界を想像して、この記事を読まれた方に、今後の対策を”ちょっぴり”考えるきっかけになって欲しいと思うのです。

<選択肢>
●選択1:自然が多く人情が濃い田舎に住む
●選択2:便利で機能的で稼げる都市に住む
●選択3:両方に拠点を持ち行き来する

都市(街)に住む

都市(日本では人口5万人以上)に住む場合のメリデメを考えました。

<メリット>

買い物がしやすい
専門店が多い。欲しいものを売る店がある。食品が手近に買える。

インフラが整備されている
高速道路のインターも複数あり、JRもフェリーもタクシーもある。水道もガスも電気も整備されている。補修も点検も対応が早い。

あらゆる開業医や大手の病院がある
医者としての腕の良し悪しは別にして、人口に対する医者の数は都市部に多い。(歯医者は1日に10人しか来ない医者と50人来る医者がありそう)

芸術文化、イベントに参加しやすい
人口の少ない街では、なかなか地元で何かをするのは至難の業。手軽に選べるほどの情報が多くある。

コンビニが数多くある
コンビニはある意味、全国一律の文化(飲食、飲料、デザート、雑誌など)を提供してくれる。特別買わなくても、見る聞く触るはできる。(添加物が多いため買うことは稀)

<デメリット>

近所との交流がない
田舎と違い、たまに知っている人に会えば挨拶する。それ以上の接触はほぼ皆無。一日自宅にこもってパソコンと向き合うことも珍しくない。

大きな災害があると大逆転する
すべての都市における暮らしの恩恵は、地震や洪水や津波で覆される。石川県の輪島などを見れば実感がわく。一旦インフラが壊れれば、半年や1年では回復しない。こうなると、田舎暮らしの方がまだ良いことになる。

今の生活は、きちんと整備されたインフラや社会のシステムが正常に機能してこその恩恵です。どこの仕事も後継者不足になり、その仕事のノウハウを引き継ぐことがないまま、熟練者の絶対数が減少しています。

社会全体から見ると、まさに1年ごとに弱体化していると感じます。団塊の世代が恐竜のように絶滅すると、人の生活に必要な大切なノウハウの一部が消えてなくなると思う。また、その熟練度が高レベルから中レベルに落ちることが懸念されます。(この流れの結果は10数年後でしかわからない)

生活にお金がかかる
都会の生活はほぼ100%必要なものは、お金を支払って買うしかありません。半分田舎の大分市では、まだクリや野菜やミカンなどは知り合いから頂きますが、もっと都会になるとタダでいただくことはほぼないでしょう。

田舎に住む

<メリット>

自然と触れ合いながら暮らせる良さがある
都市生活ではなかなか味わえないしZんを感じる生活。空気がきれい、美味しい水がある。土に触れられ野菜作りができる。鳥も魚もいる。

暮らしやすい
人間関係でギスギスすることが少ないから、ストレスの少ない人生が送れる。必要最小限度の人間関係で済む。

都市で暮らすよりも長生きできるかも
都市の充実した仕組みの中で暮らすか、田舎のほっこりした人間関係の中で暮らすか、好みで選ぶことですね。

<デメリット>

新たな人脈の人たちと知り合う機会が少ない
なかなかこういう人に出会いたかったと言っても、チャンスが乏しい。

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