食日記13:#わたしの本棚 貧乏農家の長男は美味しいものを食べたい一心でした!
子供の頃の食生活
小学生の頃の私の晩御飯は、小さな塩サバ1切れ、きんぴらごぼうの小鉢がひとつ、あと自家製のたくあんや白菜漬けでした。
今では考えられないくらいの質素な食事でした。
塩サバでごはん一杯、次いできんぴらごぼうでごはん一杯、あとは
きんぴらごぼうの汁をごはんにかけて、漬物と一緒にさらに2杯。
こんな感じでした。
私の切なる願いは、おいしいごはんを食べたい! でした。
母の料理の教え
母親は料理作りが上手でした。
そして、料理も洗濯も掃除も手抜きしない人でした。
実家が代々軍人を輩出した格式のある家でしたので、厳しいしつけで
育った人でした。
実家が農家でした。春と秋の農繁期は食事作りができなくて大変でした。
私は、小学校3年生の時から、料理を教え込まれました。
●かまどで薪を燃やしながらご飯を炊く。(今のキャンの時のように)
●豆炭や練炭(知らないかも)を燃やして七輪でおかずを作る。
カレーを作ったり、きんぴらごぼうを作ったり、みそ汁を作ったり
しました。
落語にある目黒のサンマも、あのさんまの猛烈な煙を体験していたのですごくうなずけます。
母親の味付けは、農家らしく少し甘辛味でした。
年を取って、薄味になったときは、仕上げの醤油の濃さや甘味の加減を
よく私に聞いてきて手直ししたりしました。
こんな母親からの料理教育が、30年後に飲食店の経営コンサルの道を
歩ませる原動力になったわけです。
まさに、好きなことがそのまま仕事に変りました。
私の本棚の景色
こうやって見ると、
●料理の本が多い
理由は簡単です。飲食のコンサルの場合は、食べ物を扱う事業であれば、
どんな業態でもかかわります。
そして関わるときは、料理のプロの方と相対して協議をしますから、業態ごとに、基本の料理、今のトレンドの料理、さらに今後のニーズが予測される
料理まで思いを巡らすための本たちです。
料理の新規提案の時などは、数冊まとめて目を通して、さらにネット情報で
補強します。
●趣味の本が散見されます
先祖が農業を生業とする郷士という武士だったことがわかっています。
よって、武士道や刀・居合道なども興味があります。
●一番の宝の本
一番最初の画像の商業界(もうなくなりましたが)発行の
「レストラン用語事典」です。
コンサル1年生の時に商業界さんから送っていただいて、まずすべての専門用語を理解しようとしたのが、この一冊です。
贅沢な食事より体にとって負担のない食事が大切
今更ながら、今頃になってやっと理解できているわけです。
30代~40代に、
真夜中に焼肉食べて、浴びるほど飲んで、歯も磨かずに帰宅後すぐに
爆睡していたので、どこかしら生活習慣病がこんにちはと来ても、
断れない感じになりますね。
本棚を見ると私の人生が垣間見えました。
(了)