もしかして「したくないこと」を「できない」と言い換えてませんか?~社会が亡ぶ第一歩はここから
私の20代の頃を例にとると、
生きるため、欲しいものを買って少しでも裕福な生活を手に入れるため、
「働き蜂」になって働きました。(今はなき高度成長期の時代です)
●20代 転職に転職を重ねて、自分に合う仕事を探した時代。
納得できる仕事ならどんな無理でもする覚悟で。(6社転職)
●30代 好きな仕事に巡り合い、1日15時間働きボロボロになるまで
働いた。休みは月2回の日曜日の午後と夜だけ。
限界まで、やるだけやり尽くした10年間。(営業マン)
当時は、妻1人、子ども3人。
人生に必要なお金を得るために、「仕事の選り好みは捨てた」考えです。
29歳の時の初任給は11万円、手取り額の10%が小遣いという悲惨な契約?でした。(笑)
🍇仕事は社会から与えられたもの
私にとって、
当時も、今のコンサルの仕事も、
手の中にある仕事は、
何らかの縁があってたどり着いた仕事、社会からいただいた仕事。
だから、
できる力を振り絞って、「真っ当にがんばる」ことが最大のミッション
と言えます。
🍓したくないことを「できない」と言って
いませんか?
いつも不思議に思うのは、求職と求人のことについて、
「求人数」が「求職数」を上回っているのに、職場では「半数」しか
埋まっていないという業界が多いと思います。
100%条件が合わないと、その仕事に納得しない。
仕事に納得しても、入社後、人間関係に懸念があるとすぐ辞める。
「仕事に自分を合わせる」のではなく、
「自分にピッタリ合わせた仕事をひたすら求める」
*自分の人生だから、仕事を選ぶ権利は当然自分にあります。
しかし、小さな求人広告の中で、すべてを判断できる情報は
込められていません。
知らない良さ、わからない良さもいっぱいあります。
また、
職場に入って、新たに発見する喜びもあると思います。
「幸せに生きるための仕事選びが、相互にしっくりしていない」
感じがすごくしています。
🍇募集経費は「純利益」から捻出しています
ある飲食企業で過去3年間の統計を取ると、
「採用後1年間勤務する人」を得る費用は、
●パート、アルバイト・・・・・・平均70万円のコスト
●社員・・・・・・・・・・・・・平均200万円のコスト
がかかっていました。
別の飲食企業の方も、アルバイトの在社年数は、「平均0.5年未満」と
言われていました。たったの6か月間です。
膨大な資金が人事募集経費として垂れ流しされています。
🍎人間のできる仕事は減り続ける時代へ
飲食店の仕事もそうです。
3K職場。きつい・きたない・きけん。
飲食店の仕事も、徐々にAI機器などに置き換わります。
●「調理の単純作業、反復作業など50%の仕事」は機器に置き変わる
●人間しかできない、「保管」「下処理」「微細な調理チェック」、
「お客様のクレーム対応」など50%しか残らなくなる
こう考えています。
飲食業界のみならず、コンピューターができる仕事は
人間を雇用する必要がなくなります
人間しかできない、「高度な人間的作業」のみ、
人間が高い報酬で行う時代になる
と予測しています。
「高度に」という点で言うと、
スキルアップや、リスキリング(AIに限らず、学び直しでいいと思う)
を行うことで、「働き場の確保」をすべき時代に備えることです。
🍇お金を稼ぎたい人は仕事の選り好みよりも、
高い報酬を得ること目的にしよう!
すべての人が健全で快適な社会生活を送るためには、したくない仕事を
できないと言わずにしていただくには、
50%増し、100%増しの報酬を得られる仕組み
が必要です。
本当にしたくないことを、みんながしなくなると、ゴミや糞尿の処理も、
浄水場の仕事も、果ては、すべての仕事も避けてしなくなると、
社会が崩壊する方向に変わります。
私は、
「住む家がある」
「食事の内容いかんにかかわらず、満腹になる食事がある」
「最低限度の文化的生活を営む収入がある」
この3つの条件を満たせば、これ以上のものは「すべて余剰の贅沢」と
考えて、
「私は幸福だ!」と感じてほしい。
ウクライナの国民は、自由主義世界から武器を得るために、一番大切な国民の命を犠牲としている。命の代償としての武器だ。
トルコやシリアの地震の被災者の方も、ウクライナと同じく、家や食事を
奪われている。
日本人も被災や戦争で同じ体験をするかもしれない。
今の日本人は、
1人ひとりが今こうしていることを幸せに思うべきです
(了)