オンラインフードデリをもっと活用するための飲食店ノウハウ公開します=飲食店の困ったを解決相談所大分
令和5年の春以降、具体的には新型コロナウイルスが5類に移行して以降、飲食店の業界は、コロナ期の借入返済負担と売上の伸びの鈍さ、そして
先行き不安におののきながら日々営業しています。
一方で、コロナ期の3年間は新規出店が抑え込まれていましたが、
見るからに次世代型の「売れる」「興味を持つ」「一度は行ってみたい」「事前にしっかり利益の出る商品づくりと価格体系」を備えた新型飲食店が登場してきています。
まさに値上げや改革も満足に行えていない旧来のお店と、新たな武器を備えた人件費負担を最小限度にした零細飲食店の競合が始まっています。
飲食業界の新旧交代が始まっていると思います。
🍉待っていても売上は生まれない
何でもいいから動く、やってみる!
●半径50m、100m圏内の出前強化
この販売価格は「店内価格」と同じです。
自店の近くの足元中心のところだけ、PCで作成した自前ちらしで
受注を掘り起こししましょう。
・手早く調理できる待たせない商品
・売価は安くても利益率の良い商品
・確実におなか一杯なる商品
●テイクアウト売上のアクセルは弁当かサンドイッチ
ローカル立地で月商50万円、100万円と売っているところは、
弁当がメイン、または手作りサンドイッチがメインです。
最近はおにぎりショップも増えてきましたが、一番人気がある
オーダーでにぎってくれるお店は、人手がいないと待ち時間が長くなり
売上よりも人件費がかかります。
おにぎりの作り置きが売れないと思ったほど売り上げは伸びません。
🍉オンラインフードデリバリー活用で
役に立つ3つの条件
フードデリは契約時のコストを除けば、およそ40%が宅配コスト。
これをそのまま、「お客様に転嫁」すると、1000円の商品が67%アップの
1670円になり、反対に「飲食店が全額負担」すると、1000円の商品の売上額が600円です。
仮に食材原価率が35%でしたら粗利益は250円。1つ400円台の商品を売った粗利と同じです。
そこでおすすめしたいのが、お客様と飲食店の宅配コストの痛み分けです。半分づつ負担することで継続できる仕組みになります。
商品FLコスト率
月商に対するF=フードコスト率、L=レイバーコスト率(人件費)と
同じように、
メニューごとの
商品の食材コスト+商品をつくるコスト(調理人件費)・運び提供するコスト(ホール人件費)を加えた
「商品FL原価」と「商品FL原価率」を考慮して商品開発する時代だと
思っています。
デリバリー売上であっても、おまけの売上でなく、これからは正味の店内売上と同じ「本売上」になる時代だから、
上限の食材原価率40%で止めるためには、宅配経費で圧縮されるため、
食材原価率30%あたりで開発すべきです
ごちそう感
毎日フードデリを注文する人はオンラインの業者でない場合が多いと思う。やはり、引き付けられるのは、食べたいと感じさせるごちそう感が大切ですね。
大盛り
安直であまり好きでないと思っていましたが、
1000円以上の売価の商品は、大盛りまたは高級食材使用が一番食べたいごちそう感を出していました。
一般的には、大盛り系も売上アップや看板商品づくりには必要です。
単品でおてがる価格
メインで売れる商品には、必ずサブで売れる複数の商品があります。
衝動買いしやすい価格が一番。
単品でボリュームもちょうどよい、価格もちょうどよいものが売れやすい。
売上づくりを悩むより、もしかしたらコレいいかも!と思うものが見つかればチャレンジしてみましょう。
あなたの人生の先行きの運命は、他人でなく、
あなた自身が決めているのです。
無心にやってみる機会は今しかありません。
(了)
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