飲食店未来学36:ワンオペ繁盛店づくり~売る料理はひとつにする
最近話題のお店の一つに、「料理が一つだけ」というお店があります。
しかし今からの飲食店の開業手段の一つには、このワンオペ(ひとりで店内作業をすべて行う)のお店にすることで、
🍓ワンオペ飲食店のメリット
●人件費を少なくできる(経営者1名だけ)
従業員教育は必要ない。
いつでも休養の時は店休ができる。
●食材費を少なくできる(値上げ対象食材が最小になる)
食材が少ないと、食材管理もひとつだけでシンプルです。
●食材の仕込み作業が基本一つだけになる
数量限定にすればさらに楽になる。
際限なく多く売る考えを、無駄なく合理的、効果的に売るように
変える。
●商品改善が早く的確にできる(商品力のアップ)
メインが一品しかないお店は、商品の進化もさせやすい。
●希望客単価をそのまま売価にできる
お店の中には、8席、10席しかない場合、
「ドリンク」や「デザート」があると、逆に客席回転率が悪くなって
しまいます。20分で退出、30分で退出していただくためには、
余分な商品はおかないことです。
そして最大のメリットは、これらを実行することで、
●利益店になる「最短のしくみ」が手に入る
ことです。
<デメリット>
●売上高が小さい(限界がある)
1人分の生活費は稼げますが、無理してもパートさん1名迄の2名分の
売上高が限界です。
●10坪店舗で十分であり店舗物件が少ない傾向
そこそこ立地が良くて、コンパクトサイズの店舗という物件を見つけるのが難しい。
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🍓どんな料理があるか
★食べたいと感じる食材を食べられる。
★客単価1,000円越えができる商品力とイメージ
1,丼
●天丼
●親子丼
●焼肉丼
●かつ丼
●海鮮丼
●ローストビーフ丼
●ステーキ丼
など
2,麺
●ラーメン
●チャンポン
●つけ麺
●焼きそば
●肉うどん
●肉そば
など
3,トンカツ
●分厚い
●うまい
●油切れが良い
条件がある
4,ステーキ
●肉が柔らかい(筋切処理ができている)(軟化処理ができている)
●肉汁を味わえる
●ミディアムレアで美味しく食べられる鮮度
など
5,オリジナルカレー
揚物のトッピングが1種類、または2種類で選べると良い。
6,ピザ
ピザ専用窯(400℃)が必要。1種類~2種類。
他にも多くあります。
🍓こだわりがあってこそリピートする
~開業前に「しかけ」作りをする
他店とあまり変わらない商品力では、来店客は増えません。
食べた人が満足する。
そして、
またあの料理を食べたいと思う「しかけ」が必要です。
●他店にない食材や部位
●他店で味わえない味
●こだわりのポイントに強く共感できる点がある
など。
店舗のランニングコストが低い分だけ、食材原価率が35%あっても
充分に利益が出ます。
飲食店の経験がない人ほど、ワンオペ飲食店を開業して
経験を積むことで、中規模、大規模の飲食店を経営する力がつきます。
はじめての開業は「軽自動車クラスのワンオペ店」を勧めます。
(了)
次に続く。