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今を生きる人生の工夫10:生き甲斐

辞書には生き甲斐とは「生きてゆくうえでの心のはりあい、(または)はりあいを生むもの」とある。具体的に分類すると、手に入れたいものが形のあるものと形のないものに分類される。人生の一部の期間又は全体を通しての目標となり得る。

形のある生き甲斐

●金持ちになる

幼少期に貧乏でぜいたくができなかった子供が持つ願望。商売を始めやすい。お金に不自由しなくなるほど、生き甲斐が増す。

●トップになる

社長になる、頭取になる。熾烈な出世競争を生き抜いてサバイバルゲームを行えるのも、生き甲斐を、人生の目標を実現したい欲望があればこそ我慢できます。

●マイホームを持つ

持ち家を持つこと。他人の家よりもっと豪華な家を持つことが夢になる人は多い。これが生き甲斐の具体的な目標になる。そのためにはもっと稼ごうという若い医者を知っている。

●経営者になる

サラリーマンから起業者へ。修行から独立へ。ひとり立ちして自分が経営する城を持つことは、性別に関係なく重要な生き甲斐のファクターになる。それを実現するためには、ほぼどんな試練も耐えてゆける。(試練を苦労や苦難と思う人は脱落しやすい)

形のない生き甲斐

●最愛の人と結婚したい

男性から見て(逆もそうですが)、交際中の相手の印象と結婚してから、特に子供ができてからの相手の女性の印象が大きく異なる場合がある。最愛の人と結婚できたと思っていても、案外違う場合もあったりする。形のない生き甲斐となる目標は、本人にもわかりにくい。

●最高の技術を身につけたい

イタリアンやフレンチのシェフやパテシエなど最高の技術を身につけたいと決めれば一心不乱に努力できる。しかし、自分のがんばり心が傷つくと挫折することもある。それを乗り越えた人だけが到達できる世界がある。また、挫折して他に転身した先にもっとぴったり合った生き甲斐が見つかることもある。これが人生の醍醐味だろう。

●知名人、有名人になりたい

こうなりたいと思う人は多いが、実際になれる人は数少ない。こういう話がある。テレビでよく見かける演歌歌手が30人いれば、1年に1,2度見かける歌手が10倍の300人。そしてテレビで見かけることはないが、ローカル専門で活躍している歌手が10倍の3000人いるという。

有名人になるのは、本人の力だけでは無理だろう。運と時期(タイムリーさ)がないとダメだと思います。

話は飛ぶが、織田信長もあの室町時代末期の混乱した戦国時代だったからこそ時代が生んだ英傑であった。他の時代に生まれたら極悪犯罪者に過ぎなかったかもしれない。

●幸せな家庭を持ちたい

幸せな家庭は、可能な限り努力すれば実現する。しかし、家庭そのものが日本の社会のどこかに形成されている限りは社会の良い影響も悪い影響も受けることになり、ともすれば、家庭が壊れる原因にもなる。

50%望みが実現すれば「良し」とするくらいの気持ちがなければ、何十年と続くことができにくいだろう。張り過ぎた弓の弦が切れるようにうまくゆかない。

自分のための生き甲斐から社会のための生き甲斐へ

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