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長男と天皇杯皇后杯

#スポーツ観戦記  

 12月といえば天皇杯皇后杯!と、いうことで初めての天皇杯へ行ってきました。もちろん長男とふたり。次男と旦那はお留守番。試合のレポやレビューはちゃんとした方々にお任せして、私は個人的な感想文として初天皇杯皇后杯を書き残したい。ほとんどは心のままにツイートしちゃったけど。

 私たちが行ったのは2日目から。4面コートでそれぞれ4試合もあって休む間も無くどこを見てもバレーボール。これは長男にとっては頭が狂うくらいに嬉しい出来事のようで、試合会場を見つめる彼の目はバッキバキにキマッていた。さらに男子、女子、高校生に大学生、Vリーガーというカテゴリーが集まる大会で、普段V1リーグの試合か日本代表戦にしか行ったことがなかったので、この日初めて生で見れた選手やチームがたくさんあり、貴重な体験だったと思う。リーグ戦では見られない、大学生 VS V1チームやフルセットの戦いを見せるV1チーム VS V2チームの熱い試合は印象深い。特に仙台大学の選手たちが試合後にパナソニックパンサーズのクビアク選手と記念撮影をするため順番待ちしている姿がなんともキラキラしていて、思わずスマホで写真を撮ってしまった。

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 そして、多くのチームが集まるからこそのホームでもアウェーでもない空気感が私や長男のような色んなチームの選手を応援したいタイプのミーハーファンにはありがたいと感じた。今試合をしているどちらかのチームを特別に強く応援していなくても、良いプレーにはつい「すごいねえ」の拍手が出てしまう私と長男。純粋にバレーボールに対して賞賛の拍手を送っていた。ただ、福山汰一選手のご登場では「あ!来た!フクヤマ!!あーカッコいい!」と彼の圧倒的ビジュアルの前にはバレオタからただの福山オタになっていたの、あまりに予想通りすぎて笑った。

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 長男は2回戦、準々決勝ともにしっかりどの試合も堪能していた。長男は「ロビーの方に出てお昼ご飯食べよう」と誘っても「え?今日何しに来たんですか?試合見るんですよね?」とゴリッゴリに煽ってくるほど夢中に試合もアップも公式練習も見たくて見たくて。私がお腹空いたので無理やり連れて出たけども。とにかく1日が長いので、小学一年生の彼が疲れてしまうかな?飽きてしまうかな?と少し心配だったが、2日間通して2、3回だけ「10分くらい寝たい。試合になったら起こして!すぐに体育館戻る」とブラック企業の社畜みたいなこと言って休んだ程度で、2日間の観戦を楽しく終えることができた。

 帰りの新幹線で「楽しかった!連れてきてくれてありがとう」と何度も伝えてくれる長男を見て、連れてきて良かったと心から思った。この土日、ジュニアバレーの試合(一年生なのでもちろんでないけど)や練習がしっかり入っていたのだが、全部全部断って連れてきてよかった。私は、スポーツは生で出来るだけ見せてあげたい。その瞬間、その場所でしか感じられないものがきっとあるし、まだ幼いからこその感性そのままで全身に好きなものを浴びてほしい。『長男とVリーグ』という記事でも書いたが、長男の周りにはバレーボール選手のプレーを目の前で見たことない子がとても多い。誰かにやらされている訳じゃない、選手たちが見せてくれる生きたバレーボールを体感したら、きっともっと夢中になるのに。いつか長男がバレー観戦をしなくなったり、バレーボールをやらなくなる日が来たとしても、選手たちが見せてくれたプレーに喜び、驚き、幼いながらに感情を揺さぶられるような体験がくれたものは消えないと思う。私は、"今"の長男や次男の"好き"に時間とお金を使い、一緒に楽しむ時間を貰っているのだ。もし次男が野球にハマったら、オオタニサーンを観に行くしね。

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 最後に、Twitter上で私のアカウントをフォローしてくださったり、長男のボール遊び動画を見てくださってる方々から何人もお声がけいただいた。「頑張ってね」「動画見てるよ」と長男に言ってくれる方が多く、嬉しい驚きをもらった。本来、目立つことや人前に出ることが嫌いな長男が、バレー選手になりたい!バレーボール(と言ってもボール遊びの域だが)だけは皆に、色んな人に見てほしいと言って始めた動画ツイート。彼自身、こんな風に多くの人から声をかけてもらえるなんて思っていなかったようで少し恥ずかしそうに嬉しさを噛みしめていた。親としては五体投地でお一人お一人に感謝を伝えたい思いである。まあ、とにかく天皇杯皇后杯、最高に楽しかった!!


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