爪の健康サインとその意味
栄養状態がわかる爪のサイン
爪の形や色は私たちの健康状態をあらわすサインです。爪は皮膚が角質化したものが伸びてできており、爪は新しく作られてから約6~7か月で先端の爪先に移動します。つまり、いま目の前にあるその爪の状態は約半年間の栄養状態や体調を表しています。爪の状態を食事内容や健康状態とぜひ照らし合わせてみてください。
ここで爪の状態がどのようなサインを表すのかを簡単にまとめてます。
(※あくまで指標です)
以下は爪の状態で分かる健康サインと、それぞれの栄養不足についての説明です
爪の健康サインとその意味
縦線が多い爪
▪意味
老化や活性酸素、長期の栄養不足やストレスの可能性があります。
栄養不足の可能性、 重症な栄養不足による爪甲縦裂症(爪が縦に割れた状態)。
横線が多い爪
▪意味
タンパク質不足やビタミンA不足の可能性があります。病気や体調の悪化に関連して出ることがあります。横筋が伸びて移動するので、過去の病気を知る手がかりになることも。
▪他の要因 爪水虫や感染症、爪母の外傷。
ささくれ爪
▪意味
タンパク質、葉酸、ビタミンC不足の可能性があります。
爪の湾曲
▪意味
ビタミンB12不足や胃酸不足の可能性があります。
白い斑点
▪意味
亜鉛不足の可能性があります。
黄色い爪
▪意味
ビタミンD不足や真菌感染症の可能性があります。黄濁や緑色の場合は他の病気の兆候かもしれません。
白い爪、青白い爪
▪意味
貧血、肝硬変、糖尿病などの可能性がある場合があります。貧血の場合は爪の色や硬さを注意深くチェックすることが重要です。
赤い爪
▪意味
多血症、一酸化炭素中毒、うっ血性心不全、炎症性の腫瘍の可能性があります。
黒い爪
▪意味
「ほくろ」です。爪の根元から先端に向かい黒い線ができる。病気の心配はいりません。
アジソン病や悪性黒色腫の可能性があることを示すことがあります。
平坦な爪
▪意味
鉄不足やビタミンB12不足の可能性があります。
反り返った爪、スプーン状爪
▪意味
貧血や指の外傷による血流障害の可能性があります。スプーン爪は重症の鉄欠乏性貧血を示す場合も。
脆い・薄い・やわらかい・割れやすい爪
▪意味
鉄不足や栄養不足、ストレス、加齢が原因の可能性があります。乾燥や外部の衝撃にも関連しています。
指のささくれ
▪意味
腸の健康やタンパク質不足、脂溶性ビタミン不足と関連することがあります。
爪のセルフチェック項目
1. 色
爪の色が通常と違うか確認します。青白くなっていないか、黄ばんでいないかを見てみましょう。
2. 形
爪の形が異常な変化がないかを確認します。くぼんだり変形していないかをチェックしましょう。
3. 厚み
爪の厚みや質感に変化があるかを触って確認します。異常な厚みがないかを確かめてください。爪を切るときに、パチン!と良い音かする事も良い爪の指標になります。
4. 線
爪に縦線や横線があるかを確認します。縦線や横線の有無に注意を払いましょう。
おわりに
爪の健康は個人差がありますが、これらのチェック項目を意識して健康状態をチェックすることが大切です。タンパク質不足や鉄不足の場合が多くあります、食生活と照らし合わせて、役立ててください。