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洪水被害に遭われた方、写真や古文書は捨てないで下さい(7月8日リンク追加)

家が水に浸かってしまった方。
どうか「思い出が全て駄目になってしまった」と思わないで下さい。

写真は水に濡れて泥まみれになっても大丈夫です。だからアルバムを処分しないで下さい。その思い出の品は綺麗にすることが出来ます。
処分するにしのびない思い出の品は、ひとまず捨てずに取っておいて、綺麗にできるかどうか詳しい方に確認してみましょう。どうにかなるかもしれません。捨ててしまったら、もう誰にもどうにもできません。

そしてどうか、古文書類も捨てないで下さい。

当座の暮らしに何の役にも立たないものかもしれません。でもどんな古文書にも、その家の、その地区の、かけがえのない歴史が記されています。
仏壇に過去帳や家系図が入っていませんか。天袋から見たこともない古い紙の束が出て来たりしませんか。襖の裏張りに文字が書かれていませんか。崩し字で読めないかもしれませんが、読める専門家はたくさんいます。

どうか処分する前に、地域の博物館・資料館などにご相談下さい。

処分されてしまった古文書を取り戻すことは出来ません。
「それどころじゃない!」
ごもっともです。ですから「洗って乾かして」とまでは申しません。ただ「捨てないで」下さい。

古い写真や文書は、歴史資料でもあります。勿論、最近の写真も修復してもらえます。捨てないで下さい。諦めないで下さい。

これは、今被災している方はもちろん、そうでない方にも知っておいていただきたいことです。「うちは高台だし絶対に大丈夫」という方も、知っていれば誰かに伝えることができるし、知り合いが被災することもあるかもしれません。

まずは身の安全を第一に。雨が止み、水が引いて、片付けを始める時に、思い出していただければ幸いです。

末筆ながら、一日も早く安心で快適な暮らしが取り戻せますようお祈りいたします。

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ミヤカナ
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